2月 3, 2008

第10回 おかげさまで今年は、皆様に多少お役に立てる企業になれそうです。

Filed under: アグリの猫 — blog_admin @ 11:04 pm

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やっと、怒涛の実質創業一年目が終わりました。正直、とても長かったです。キャッシュフローで約6億円が減りました。社員が17名辞めていきました。取引農家さんに毎日のように叱られ、取引停止になったりもしました。―本当にご迷惑をお掛けして申し訳ありませんでした。

しかし、しかしですが、短期間に沢山の勉強をさせていただいたと感じています。昨年は新たに43名もの社員が入社し、現在は差し引き48名の精鋭が残りました。中には、商売の勉強をしたいと入社を決めた、取引農家の娘さんもいます。また、4月には6名の新卒者が大企業の内定を蹴り、入社予定。農業には何の関係もなかった子たちが、農業業界の未来を信じて来るのです。

昨年の1月に、野菜のためのレストラン「農家の台所」がオープン、続いて7月には、カットして宅配もする八百屋「大根1/3本からお届けします」がオープンしました。おかげさまで、毎週テレビや雑誌・新聞等で紹介され、野菜の名物店として認知されつつあります。

残念ながら農地の取得は出来ませんでしたが、9月に国立市内で2反の宅地を購入。ここで新商材「トロ箱畑」を生産する施設の建設を進めています。このプロジェクトの担当は、埼玉県小川町で1年間の研修を終えた第1号研修生の大松です。

昨年はこの他にも沢山すぎるほどの種まきをしてきました。それらの種が今年、どんどんと発芽してきそうです。まだまだ収穫には程遠いのですが、もしも興味あるものがございましたら、一緒に定植して育てていただければ幸いです。

まずは生産部。群馬県倉渕町で研修を終える第2号研修生の佐藤が、千葉県三芳村で農業生産法人「国立ファーム(株)」を設立します。田畑と山林と宅地合わせて3万坪の土地に古民家と長屋門つきの物件を取得。将来的には「ダッシュ村」のような観光農園を運営する予定です。

また、キチンと利益を出していくプロジェクトも着々と進んでいます。昨年から7軒の農家さんと試験栽培を進めていた新顔野菜が、今春からいよいよ本格出荷の見込みです。北海道沼田町の生産法人さんも春から仲間に加わってくださいます。

続いて商品部。農家さんから直接仕入れさせていただいている野菜の評判がとっても良いんです。味の違いを消費者の皆様がキチンと理解して下さっています。3月には伊勢丹新宿店でオンリーアイ商品(伊勢丹新宿店だけでしか買えない商品)に選ばれ、国立ファームのスティックサラダ(上代1200円)として販売されるという展開になっています。

八百屋では、飲食店への野菜の卸が伸びています。先日も青果卸が経営するレストランから「国立ファームの野菜の方が美味しいので卸して欲しい」という有難いお言葉を頂きました。他にも、乾物や鮮魚の卸業者さんから新商材として国立ファームの青果を扱いたいと声がかかっています。また、一般のお客様からの、配送のご要望も増えてきたため、インターネット通販を3月から始めます。さらに2月には山形支部長の高橋が料理人を連れ、ドバイに山形の農産物を売り込みに行って来ます。

最後に飲食部。「農家の台所」はオープン以来毎月大量の赤字を垂れ流してきました。最大の理由は人件費。売り上げの60%以上を占め、人材育成のためにお金と時間を費やしてきました。それがやっと実を結び、2月には料理人3人とホール1人のチームで惣菜屋をオープンさせます。テーマは「料理をしてもらう為の中食屋」。惣菜屋でありながら八百屋の要素をミックスさせ、お客様の時間が許す限り『ご自分で』料理をしていただこうと目論んでいます。

今年の連載はネタが満載です。利益はまだ当分出そうにないですが、今年の国立ファームにご期待下さい。

2008年2月号より転載。

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※この記事は『農業経営者』様より許可を頂き、
発売から1ヶ月経過した後に掲載しております。
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