第43回 日本の農家に序列を付ける!ランキング始めました。

 
 中学一年の長男は1万8千円のママチャリに乗っています。10万円のマウンテンバイクを中学の入学祝いに買ってあげたのですが乗ってくれません。同級生がみんなママチャリなので自分だけ目立つ自転車には乗れないのだそうです。バカなPTAや教育委員会が差別になることを恐れて運動会をつまらなくすることには呆れるだけですが、子供どうしが自主的に貧富の差を調整する行動をしていることには愕然としました。

 日本にはいつから共産主義が蔓延してしまったのか?!親が金持ちか貧乏人かで、理不尽な優越感や劣等感を体験できる場として小中学校を公立校に進学させた僕の目論みが無駄になってしまいます。
僕は貧乏人の家庭で、3人兄弟の末っ子として育ちました。愛情はたっぷりと与えられましたが、お金はかけてもらえません。家は二部屋しかなく、当然服や自転車などはお下がりです。お金持ちの家との差は小学生のころから気付き、コンプレックスを持っていました。だから、金持ちの子どもには与えられない生き残るためのエネルギーや根性を貰えたと確信しています。
なのに僕の息子は裕福な生活をしながら、貧乏人の子供にそのエネルギーすら与えようとしないのです。

 僕は決して共産主義を否定しません。むしろ理想だと考えています。しかし現在の人間のレベルが低いため、弱者を甘やかすと、その人間の最大の努力をしなくなります。しいてはその人間の可能性を失わせることになり、一生を弱者として不幸な人生を送ることになります。だから弱者のためには弱者に厳しい環境が必要だと考えるのです。但し、仮病でない病人・障がい者や一生懸命生きてきた老人は勿論その範疇ではありません。
さて、本題の農業に置き換えてみましょう。マスコミにも農家の台所のポスターにも出たくないという超優秀な生産者さんがいます。目立つと近隣の農家から嫌がらせをされるからだそうです。どうですか、息子のママチャリと全く同じ発想ですよね。そんな発想の業界に未来があるはずがありません。

 何度も言ってきましたが、日本の農家はみんな前頭(農業生産者)だから大相撲(農業業界)が盛り上がりません。横綱・三役(篤農家)をスター選手にすれば農業業界が盛り上がるんです。
「NKP48(窒素・カリ・リン)」と名付けてトップ篤農家48人をあざとく紹介してマスコミに取材させようと企んだのですが全く相手にされませんでした。それは国立ファーム内で篤農家の序列がなかったからだと思います。皆さま全員が大切な篤農家なのですが、ここは敢えて人気順位という序列を付けることで、1位の篤農家さんに取材が入りスター選手になれば、篤農家ランキングも注目され、また新たなスターが生まれてくるという目論みです。

 同じように努力している農家がマスコミに注目され、その生産物も高値で取引されるようになれば、その他の生産者はムカつくはずです。それがエネルギーになって、また新たな篤農家が生まれてくるという循環が必ず生まれるのです。それが、競争原理に基づいた強い農業業界を産み出すのです。

 最後に、努力しても報われない弱者の農家はどうなるのか?・・・・答えは簡単です。公務員かサラリーマンになって農地を売ってください。努力しても経営が成り立たないのは農業のせいではなく、経営のセンスがないからです。センスのない人間はセンスのある経営者の下で働くことが両者を生かすことになるからです。どうしても農業を続けたいのなら、坂上さんのような生産法人で働くか、木内さんのような優秀な商売人の傘下に入れば良いことです。弱者が自営業という強者の仲間入りを気軽に出来ない農業業界を創ります。


※この記事は『農業経営者』様より許可を頂き、
発売から1ヶ月経過した後に掲載しております。
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この記事へのコメント

  1. そうですね。
    このまま社長の目論みが当たり、大きな流れになるとともに事業が繁栄すれば、私の弱者事業も生き抜く道が開けます。

    次々篤農家が増える事で、弱者の生きる道が生まれるので助かります。

  2. コメント付けたらガッツリ消されて笑いました

    鋭い指摘は削除で対応! ニコニコ絶対王政
    そんなに体制守りたいなら
    コメント欄なんか消せばええのに

  3. ランキングの良し悪しは別として・・・・
    いいものが高くうれるのはいいと思います。

    ただすべてブランド化してしまったら、
    野菜にせよ、肉牛にせよ、海産物にせよ、
    気軽に食べれるものではなくなってしまう。

    ブランド化の一方で、あえてブランド化せずそれでもいいものを
    作るという農業が一方ではあっていいのかと思います。
    って大半がそんな感じだから単価がそんなにあがるわきゃないかw
    まぁ今は「おいしいものを少なく食べる」という考え方なんで、

    国立ファームはまちがってない・・・と思ってます。
    自分のその プチ贅沢という考えは大好きです。

    でも最近の肉牛のブランド化って、行き過ぎてるところもあるような・・・。工夫するならいいけんど、工夫なしに「これ地元じゃ有名なんですよっ」っていわれてもね・・・・。

  4. コメントありがとうございます。

    なんでもかんでも、ブランドっていう訳じゃないんです。

    今の野菜市場はバランスが悪いんです!

    ブランドを確立したら、次はノンブランドも創ります。

    AVでは、価格破壊野郎と呼ばれていましたから・・・

    高橋がなり

  5. 初めまして 岩手で自然放牧酪農をしています。

    面白くて、ついつい全部読んでしましました。

    高橋社長、酪農には興味は御座いませんでしょうか?

    山形にお越しの際には、岩手まで足を運んでみてください。

  6. 牧童おやじさま

    酪農には少し興味を持ち始めたところです。

    野菜のブランド化を進めながら、

    米、果実、養鶏、養蜂、酪農とテリトリーを広げたいです。

    そして、観光農園を事業として開始します。

    「自然放牧酪農」はいい響きなので、利用したいですね!

    時期が来たら是非、菜穂子の師匠になって頂けると幸いです。

                            高橋がなり

  7. 強者 弱者の対比構図で極論から入り議論を盛り上げる手法は理解できます。
    しかし、残念ながら「農業界に物申す」と大きくでた挙句が評論家の一般論で内容が薄いことが残念です。

    話題が作りたいのか、農業の未来を考えたいのか、利益を追求したいのか
    マスコミ関係が長いようで、インパクト主流で何処に物申すかのターゲットも見えません。

    でも本質論として経営が出来ていないのも事実です。
    これは農業会だけでなく一般会社もしかりですが。

  8. SOD時代のブログから拝見してます。

    とても参考になる記事なのですが、文字色が見にくいです。

    デザインもあるのでしょうが、黒の方が良いと思います。

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