第47回 末梢神経に直接覚醒剤を打ち続ける2011!

前回、社長室を脊髄(せきずい)、現場を末梢神経と例えました。社長室が現場の声を吸い上げて、僕という大脳の判断を仰いで、現場に指示を出して行くという会社本来の基本組織を創り上げていこうという計画です。しかし、社長室に選ばれた3人の社員は新卒5年・3年・2年目の全員20代の女子です。

人材がいないと言えばそれまでですが、5年後の社長室を考えた時に、辞めそうもない社員をゼロから叩き上げる為という言い訳も出来ますから。当然、今のところ全く機能していません。僕の出した指示を脊髄が理解出来ないのですから、末梢神経まで伝わるはずがありません。

なので、今年は“どこでも大脳大活躍作戦”を実施中です。飲食店5店舗・八百屋3店舗(2店舗は3月開店)・惣菜屋(3月開店)・スーパー卸し・飲食卸し・流通センター・全国仕入・都内仕入・加工品・販売促進・広報・経理・総務・人事・BBQファーム・農業生産法人2社の都合23人の現場リーダーとマンツーマンの打ち合わせを毎週して、具体的な問題点を聞き出し、解決策を指示し、解決するための関係部署との連携を促進し、実施までのスケジュールを作らせ、実行させる。

そして、途中経過を報告させ、新たな指示を出す。要は全部僕が面倒を見るということなのですが、この作戦の一番重要なポイントは、“結果は必ず成功する!”と各リーダーが思い込めるように洗脳することです。

しかし、必ず弊害はあります。作戦開始早々、二人のリーダーが、僕から掛けられるプレッシャーに負けて、辞めて行きました。仕事を自由に任せると、自分がやりたい仕事や得意な仕事を優先させて、やらなければならない苦手な仕事の手を抜きます。

例え8割の仕事を完璧に仕上げていたとしても結果が赤字なら0点になるので、1から10までの全ての仕事を指示して、抜けている仕事を叱責していました。自分は一生懸命に仕事をしているのに毎日叱られるという主観の思考に陥り、結果自分を正当化して辞めていくのです。結果を出せないリーダーの特性は数限りなくありますが、そのうちの特出する共通特性をご紹介しますのでご参考にしてください。

「やれば出来ることをやらないで、出来そうにないことに挑戦したがる」

例えば、赤字の店舗で言うと、売上を伸ばすための努力として、チラシを配ったりして余計に経費を増やしたりしています。売上を上げるという努力は能力によって結果に大差が出ます。それよりも無駄な電気代を減らすなどの誰でも出来る努力をして、経費を節減させることから始めれば良いのに彼らはしません。

「リーダーとして能力が低いから、個人戦に走る」リーダーなのにチームを引っ張れないから自らが働いてカバーしようとする。リーダーは動くことが仕事ではなく、動かすことが仕事になります。まずは部下との会話を増やして、リーダーとして望まれる仕事を探るべきです。そしてリーダーにしか出来ない仕事をすることで部下との信頼関係が築かれて、始めてリーダーになるのです。

「足りない要因は自ら作るものなのに、1%の足りない要因のせいにして諦める」時間が無い・人がいない・部下の能力が低い・予算が低い・場所が無い・関連部署が協力しない・・・それらの足りない要因を、自ら補っていく仕事が現場リーダーの任務であることに、いい加減に気付いてくれよ!

まあ、こんな奴らがリーダーの会社で結果を出せるはずがありません。彼らが1を聞いて10を知るはずがありませんが、繰り返し教えることで、脊髄反射(条件反射)が出来るようになるはずです。僕は1対23の戦いに今年いっぱいは負けませんが、延長戦になってしまったときには、精根尽きて解散です。

●高橋がなりTwitter⇒ http://twitter.com/ganari_t

●配信元:国立ファーム

※この記事は『農業経営者』様より許可を頂き、
発売から1ヶ月経過した後に掲載しております。
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この記事へのコメント

  1. 矛盾

     「リーダーとして能力が低いから、個人戦に走る」リーダーなのにチームを引っ張れないから自らが働いてカバーしようとする。リーダーは動くことが仕事ではなく、動かすことが仕事になります。

    今のところ全く機能していません。僕の出した指示を脊髄が理解出来ないのですから、末梢神経まで伝わるはずがありません。なので、今年は“どこでも大脳大活躍作戦”を実施中です。飲食店5店舗・八百屋3店舗(2店舗は3月開店)・惣菜屋(3月開店)・スーパー卸し・飲食卸し・流通センター・全国仕入・都内仕入・加工品・販売促進・広報・経理・総務・人事・BBQファーム・農業生産法人2社の都合23人の現場リーダーとマンツーマンの打ち合わせを毎週して、具体的な問題点を聞き出し、解決策を指示し、解決するための関係部署との連携を促進し、実施までのスケジュールを作らせ、実行させる。そして、途中経過を報告させ、新たな指示を出す。要は全部僕が面倒を見るということなのですが、この作戦の一番重要なポイントは、“結果は必ず成功する!”と各リーダーが思い込めるように洗脳することです。
    しかし、必ず弊害はあります。作戦開始早々、二人のリーダーが、僕から掛けられるプレッシャーに負けて、辞めて行きました。仕事を自由に任せると、自分がやりたい仕事や得意な仕事を優先させて、やらなければならない苦手な仕事の手を抜きます。例え8割の仕事を完璧に仕上げていたとしても結果が赤字なら0点になるので、1から10までの全ての仕事を指示して、抜けている仕事を叱責していました。

  2. 僕の前職時代も今思うとおっしゃるような人間でした。昔のことを思うと恥ずかしいことばかりです。せめて、この先は同じことの繰り返しにならないように心がけます。

  3. ピンバック: のっぽのブログ
  4. ありゃ?えらい長くかいたのに 上のコード入れなかったせいで消されたorz
    まぁ高橋さんは、あまり間違ってないとは思います。とても正論です。
    自分30歳ですがいまの若い?人は
    「与えられた仕事をきっちりこなして自分のやりたいことを提案する」
    たいぷが多いと思います。
    指示待ちとは違います。どっちにしろ経験しなければできないわけだから、
    指示がないとできませんよね。むしろ考え方を変えると
    「与えられた仕事に誇りをもって遂行し、なおかつ自分の方法を模索する」ということもできます。

    むかし朝早くとうもろこしを摘んでいる社員さんがいらっしゃいましたね
    (ブログで拝見しました)
    そういう人材こそ宝だと思います。まだいらっしゃるのかわかりませんがw

    高橋社長に自信がおありなら、どうぞ具体的な指示を出していったらどうですか?そしてきちんと仕事をした人間は褒めてつかわすとか。
    喧嘩売っているわけではなく、がなりさんの「センス」を信じている由縁です。

  5. ありゃ・・・いろいろ書きましたが消えてますね

    がなり!頑張れ!

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