こんばんは、井坂です。
まず、たくさんのコメントをいただいているにも関わらず、お返事が遅れてすいませんでした。
そして、これまでの拙いブログに、皆様いつもコメントありがとうございます。
今回は、様々なコメントへのお返事として、このブログを書きます。
長文、駄文も多くなると思いますが、どうぞお付き合いください。
千葉農場は今、高見澤氏のおかげで、急速に「農場」らしくなってきています。
それは裏を返せば、今までは農場ですらなかったということです。
それまでも自分たちなりに必死で考えてきましたが、結局のところ徒手空拳に終わっていたのだと痛感しています。
そんな僕たちにも関わらず、少なからず注目してくださり、コメントをいただけることは本当に励みになりますし、感謝の気持ちでいっぱいです。
心から、ありがとうございます。
そんな中でも、前回のブログへのみさおちゃんさんのコメントは、僕たちのことをしっかりと農業の現場から見てくれていると感じられるコメントでした。
それと同時に、農業の実際をきちんと伝えてくれているとも感じました。
また、僕と一緒にがんばっている楠本君が、どれだけみさおちゃんさんから多くのことを学んできたのか(注:楠本君は1年間、みさおちゃんさんの農場で研修をさせていただいていました)を改めて思い知らされました。
彼の語る農業はまさに、あのコメントに集約されていると言っても過言ではありません(笑)
ともかく。
ぶっちゃけ、千葉農場は全く儲かっていません、はい。
そして目下のところ、みさおちゃんさんのコメントにもあった通り、現状ではどんなに頑張っても僕たちの人件費すらでないでしょう。
これは、努力が足りないとか、気合いの問題ではなく、「単位面積あたりに生産可能な数(=売上)に限界がある」という、農業が抱えている宿命です。
そして、それは多くの農業を営む方々が日々戦いを挑んでいる大きな「壁」でもあります。
これが「農業が儲からない」と言われている理由のひとつであることは間違いないでしょう。
それでも、高見澤氏やみさおちゃんさんは、それぞれの信念を持って、その壁をいくつも乗り越えてきた(まだまだだとおっしゃるのかもしれませんが)方々だと思います。
その方々と自分たちを照らし合わせるのは大変おこがましいのですが、千葉農場で僕たちも「60a」という農地と裏山という、非常に限られた条件の中でどうやって農業を成り立たせていくことができるかということに、何も知らない若造だからこその勢いで挑戦してきた(つもり?!)です。
パッションフルーツというまだあまり一般的ではない作物の露地栽培を行ってみたり、極端に手間をかけずに野菜を育ててみたり、周辺農家のお手伝いをすることで安定した収入を得ることに挑んでみたり。。。
こういうことは長年農業に携わっている人や、農業のことをあまりよく知らない人に言わせれば
「何をくだらないことを(もしくは不真面目なことを)しているのか」
と言われても仕方がないようなことばかりでした。
そして今、僕たちは与えられた条件では言わば「絶対に儲けることができない農業」にあえて挑戦を始めています。
(誤解のないように申し上げておきますが、儲けることができないのは高見澤氏のせいでは決してなく、条件が全く違うので評価のしようがないのです)
それはひとつに僕たちが、本当の農業の厳しさを知るため、と言えるかもしれません。
そして何より、この挑戦を通して、農業を営んでいる人はもちろん、農業関係者や多くの消費者の方々にその姿を見てもらい、今の日本の農業への疑問や討論の場として利用してほしいという気持ちも強く持つようになりました。
どうすれば農業改革ができるのか。
それは、僕たち(国立ファーム)だけで出来ることではないのではないかと感じ始めています。
これは後ろ向きな気持ちなんかではありません。
こういう風に思えるようになったことが、ひとつの前進だと思っています。
はっきり言って、こうやって偉そうなことを言える立場ではないのは百も承知しています。
だからこそ、今後も皆様の協力が必要なのです。
楽しいことばかりではありません。
それが農業の(少なくとも千葉農場の)現状です。
それでも「闇の中に煌めく一筋の光」のような瞬間は何度も訪れます。
その光のひとつが、このブログへの皆様のコメントです。。。繰り返しになりますが、ありがとうございます。
。。。脈絡もなく長文になってしまいましたが、これが今の僕の正直な気持ちです。
こんな千葉農場から生まれる小さなうねりが、関心を寄せてくださる皆様の想いともに大きくなり、必ず新しい道を切り拓くことが出来ると信じています。
今後とも、どうぞよろしくお願いします。