2007/11/30 金曜日

果てしなきカラッポ

Filed under: ダッタ研修生日記 — omatsu @ 0:03:00

「海の上のピアニスト」という映画が好きだ。

船で生まれ、船で育ち、船の上でピアニストになって
その船の中だけを世界のすべてとして生きた主人公のお話しだ。

やがて船が廃船になるとき
人々の説得で船のタラップに立った主人公は
生まれて初めて果てしない地へと降り立とうとしつつ
やはりタラップの途中で引き返す。

そのときの台詞が印象的だ。

「ピアノの鍵盤は初めがあって終わりがあって、音階が決まっている。

この限られた世界だからこそ奏でることが出来るのであって
限られた世界でこそ音楽家は自由なのだ。

始まりがなく終わりがなく、音階のないピアノなんて弾けやしない。 

僕の世界は今までずっと船の上にあった。
向こう側には果てしない海が広がっていたけれど
僕の世界はいつも船の縁に守られて限られていた。

果てしない世界でどうやって生きていけるというんだ。
僕にはわからない」

そんな台詞だったと記憶している。
彼の人生の大事と比べるには
あまりにちっぽけなことかもしれないけれど
彼の気持ちが今、よくわかる。

「とりあえずは好きなように描いてみなさい」
と渡された真っ白の地図。

400坪の土地の図面が描けない。
どこに なにを どう配置するか。

カラッポの土地にカラッポのアイディア。

どこかに音階を期待してしまう自分が情けない。

2007/11/29 木曜日

花より団子というけれど・・・

Filed under: 一般 — shima @ 12:04:11

本日の東京は朝からめっきり冷え込んでますが、冬になんて負けてたまるかぃ!と肩だしセーターの下にノースリーブタンクトップ(蛍光黄緑のお気に入り♪)を合わせ、無駄にヤングでナウな格好で出勤している島です。

表題のことわざは「お花見の客なんてものは、花を愛でるより団子やお酒の飲み食いに夢中なんだよね」ということから、ひいては「虚より実」といった意味合いだったとおもうのですが、かくいう私も毎年上野公園の花見に繰り出すものの、記憶に残っているのはむしろ青ビニに集った仲間達とのバカ話ばかり、といったところです。あ、マス酒に舞い落ちた桜の花びらに皆感動したという部分ではそれなりに「お花見」を味わっていたのかもしれませんが。。。

閑話休題。

さてみなさま、野菜の花ってどんなだかイメージできますか?

みーかんの花がー♪なんて歌もあるように果樹に咲く花や、イチゴなど実をだべるものに咲く花は割りとごらんになっているかとも思いますが、ふだんスーパーに「食材」として並んでいる野菜たちも、当然同じ植物ですから花を咲かせます。

ただ、通常は栄養成長といって葉の部分を大きくしている段階で収穫・出荷してしまうので、その次の生殖成長(花を咲かせ実をつけ種を作る為の段階)までを眼にすることは少ないのではないのでしょうか?

お花屋さんで売られているような派手さ、香りには及びませんが、ほうれん草も、春菊も、ピーマンも、ごぼうも人参も大根も、そのまま自然に成長させてあげると、それぞれ小さく可憐な花々を次々に咲かせていきます。

まさに、野に咲く~ 花のように~♪的な感じでステキですので、お近くに畑があったら探してみてくださいませ!

写真集も出てます。『野菜の花』 http://www.amazon.co.jp/%E9%87%8E%E8%8F%9C%E3%81%AE%E8%8A%B1-%E8%8A%B1%E3%81%AE%E7%B5%B5%E6%9C%AC-%E5%B1%B1%E7%94%B0-%E9%9D%99%E5%A4%AB/dp/4885916690

写真は、先日弊社ハウスに手入れに訪れたときにとったもので、「ナバナ」という菜の花を葉っぱを食べられるように品種改良したものです。

ca340128.JPG

2007/11/28 水曜日

新トロ箱物語 5 ~チーム体制~

Filed under: トロ箱栽培, 一般 — shima @ 13:00:47

こんにちわ♪

島です。つい先日、晴れて試用期間が明けたので『 @新人 』の呼称を取らせていただきました。

今週は、これから皆様に「トロ箱野菜」をステキな商品としてお届けしていく国立ファーム:生産部チームのご紹介をお届けいたします。

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<<愉快なトロ箱 一家>>

【小林】・・・トロ箱の祖父。 生産部・部長。他のさまざまな事業も統括しながら、トロ箱家の家訓=方向性を定め、ここぞという時に農業畑での長年の経験・知識からの重要な判断、指針をつけてくれる頼りになる存在。

【狭山茶=上原】・・・トロ箱の父。 普段は別事業がメイン担当だが、ハウスや資材関係に強く、わが子が一番の母親が迷ったときに的確なアドバイスや分担、客観性を持った判断をつけてくれる一家の大黒柱。

【大松】・・・トロ箱の母! 有機農家での1年間の生産研修から戻り、農業・野菜栽培への熱い思い入れと一家言を持ち、我が子「トロ箱」を立派な大人(=売れる商品)に育てるために、惜しみなく愛と時間と努力を注ぐ。

【内田】・・・トロ箱の兄。 別の事業を担当しているがトロ箱の進捗も気にかけて、別の視点からのアドバイスをくれる、普段は部活が忙しくてあまり家には帰ってこないけど、たまに末っ子に新しい遊びを教えて懐かれている的な貴重な存在。(島は女4人姉妹育ちなので、個人的にオ兄チャン萌えなのです・・・)

【島】・・・トロ箱の姉。 年の離れた末っ子が可愛くて仕方がありません。少ない小遣い(経験・知識)の中から、トロ箱がもっともっとステキになるように、こんな服買ったげたい、こんな本読んだげたい、色んなところに連れて行ってあげるぜー☆と甘やかして(たまにお父さんから怒られるくらい)成長させてあげたいと思っています。

そして・・・

我が家の秘蔵っ子【トロ箱】ちゃん・・・末は博士か大臣かトップアイドルか!? 将来が楽しみな可愛い末っ子。しかし大器晩成型なのか、今はまだ準備段階で静かにひそやかに眠っております。まだまだ子供でバカな子ではありますが、皆様のお宅に遊びに行ったときは、ぜひ可愛がってやってくださいませ。

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これから先、トロ箱事業加速にむけて、続々と強力な新メンバーも集ってくる予定です。また家族が増えたらこのブログでご紹介させていただきます。親バカ・身内バカばかりではございますが、どうかそんな家族ぐるみでトロ箱を応援して下さると本当にありがたいです。

ではまた次回、来週水曜日にお届けします。

(トロバコについて聞いてみたいことあんなことこんなことございましたら、どしどしコメントお待ちしています♪)

2007/11/27 火曜日

親バカ

Filed under: ダッタ研修生日記 — omatsu @ 6:36:01

最終的な詰めの段階に入っていたはずのトロ箱の形状が
ミーティングで大きな「×」をもらい
やり直すことに。

安全な強度を追いすぎて
栽培できる容量が極端に小さくなっていました。

ずっと見ていてああでもないこうでもない
と少しずついじっていると
木を見て森が見えなくなるものですね。

・・・やり直し。

逆にイチからやり直せる最後のチャンスと思って
良いものを作りたいです。

2007/11/26 月曜日

戦場????

Filed under: 狭山茶 — 上原晃司 @ 9:38:43

慌ててます!   狭山茶=上原です。

今、国立ファームの生産部では、トロ箱栽培農場の
新ハウス建設に向けて、大急ぎで計画を進めて
いるところでございます。

施設園芸の営業をしながら、この業界に身をおいていた
わたしとしては、初めて自分で購入を検討するハウス。

いままでは提案、営業=いわゆる買わせるという行為を
行っていましたが、今度は自分で選ぶ立場に。。。

しかも会社の事業資金という形。

こんなハウス、こんな資材をつくりたい、という希望はとても
あります。けど値段も知っているわたしとしては、
いわゆる妥協点を探し、イニシャルコストと売上のバランス・・・

つまり償却も考えて、このぐらいのハウスが妥当かな、と
思って提案したところ、高橋からは

「ものづくりの精神が足りない!」とのお言葉。

しかも、最高のものをつくるために、とことん
考えて選んだハウス、資材なのか?と。

それを考えて考えて・・・とやっていたら、
結局工期に遅れが・・・というまさに泣きっ面に蜂!

そういった意味でも、業界の常識を打ち破るような
計画で再スタート!!!をきりました!

みなさん請うご期待!です。

来年には皆さんをどんどん迎え入れて見学して
頂けるハウスを稼動させますので、どーぞ
よろしくお願いします!!!!

2007/11/25 日曜日

農薬

Filed under: 一般 — 小林毅 @ 1:09:39

こんにちは小林です。

先日「植物保護液」として販売していた液体から、
毒性が強く、国内での使用が禁止されている農薬成分
が検出されました。
この剤は、ある県のいちご農家を中心に使用されていた資材と
聞いています。
結果的には「無登録農薬の使用」という大問題です。

環境条件によって、虫の発生状況は異なりますが、
虫も必死なので、どうしても農産物は被害に遭います。
したがって、経営作物によっては、無農薬栽培というのは
非常に困難です。

害虫が問題だったら、始めから農薬を使えばよいのに・・・
個人的には「農薬は極力使用しないでやればいいのではないか」と
思います。(ここが難しいのですが・・・・)
農薬の多用や乱用は人間というよりも、植物にも影響がでます。
また、コストもかかります。
「だから、農薬は使いたくない」というのが生産者の心情ではない
でしょうか。

「人が風邪をひいたとき」どうするか?
自分は無農薬信者ではないですが、どうしても治りがよくない
時しか薬を飲みません。あまり飲むと逆に気持ち悪くなります。
バランスが大切なのではないかという気がします。

農薬を進めているわけではないですが、農水省では「登録農薬
を適正に使用すれば安全である」と言っています。
一方では、農薬を減らそうと努力され、木酢液や電解水など
を利用している生産者もいますが、現行の法律では安全であるとは
言い切れないのが実情です。

生産者にとっても、こんな結果になるのであれば、販売先や
消費者にに事情を説明した上で、農薬の是非を判断し、
適正量使えば、問題にはならなかったのに・・・。

生産者と消費者のお互いが理解することが大切ですね。

2007/11/24 土曜日

基本的なこと?

Filed under: 一般 — uchida @ 1:00:09

今夜は白熱トロ箱ミーティングでした。
今の生産部は(部に限らず)全てが見える環境ですので
みんながどんな仕事をしてるかわかり、その仕事に
どんどん首を突っ込み、アイデアを出し合い意見を言うっていうスタイルです。

自分の仕事にもみんな巻き込んで、足りないトコロを補ってもらい
進めていかないといけないんだ と今日の会議に参加しながら感じました。
会議の時間もお金がかかっています。
無駄なお金を使わないという意識を持ち
チームを組んでの仕事を仕方を学んでいきたいです。

2007/11/23 金曜日

母になりたい

Filed under: ダッタ研修生日記 — omatsu @ 5:22:18

先日、生産部が全員召集された。

高橋が言う。

「プロジェクトには母親と父親が必要だ。
母親の役割と父親の役割は違う。

母親は常に常に子を気にかける人。
やりすぎるほどにのめりこんで小さな異変にもすぐ気付く。

父親は大きな舵取りをする人。
要所要所で決断する頼りになる存在。

今のトロ箱プロジェクトには母親がいない。

大松、母親になれ」

 こうして私は母になることになった。
トロの母。

“なること”はいつとれるだろうか。

もっと、トロ箱の傍に。もっと。

2007/11/22 木曜日

施設のありがたみ。と相反するもの

Filed under: 狭山茶 — 上原晃司 @ 11:55:15

こんにちわ。狭山茶=上原です。

今日私が思っていることは、施設のありがたみです。。

先日、われらが農場へのビニルハウス移転が完了したことは
お話したかと思います。

最近急に冬の訪れを感じさせる気候になってきていますが、
日中のハウスの中はまだまだHOT!といっても30℃までは
上がっていませんが^^;ただ、外気温(最高気温)が12℃なんて
いう状況のなか、まるで別世界。

おかげで作物は順調に??すくすく育っております!

これがあるから、一年中食べたい野菜が食べられるんだなぁと
ほくそ笑んでいると、ふとよぎる天の声が・・・

「作物の季節感がなくなるじゃん!」・・・・・・・

施設栽培があることで、一年中トマトが食べられたり、
というメリットがあります。だから農業経営者の方も
ビジネスチャンスとして広がったのだと思います。

ただ一方で、キュウリは一年中育つと思って、真冬にベランダで
せっせとお水を与えている子供の姿を見ると、
うーん、そういうことって知っておく必要があるんじゃないかな、
と思ってしまう自分もいます。

季節感って聞くと、なんとなく、高校時代の古文で習った
「趣き」というイメージがあります。

季節感があるから、野菜も美味しい。今だけしか食べられないから
大事にできるだけ美味しく食べようと思うんでしょうかね。。。

本当に旬の野菜って旬の味しかしないんですよね!

そんなこと農家さんに聞いたら当たり前だと言われますよ。
でもそういうことをもっと農家さんがアピールできる
業界にしたいと思ってます!

2007/11/21 水曜日

新トロ箱物語 その4 ~幕間~

Filed under: トロ箱栽培 — shima @ 12:51:15

島@新人です。

来週からのこのお時間には、いよいよ動き出す新トロプロジェクトについてめざましい(♪)トピックを順次お届けしていける予定ですので、今回はちょっと幕間の小話などを。。。

(4)ワタクシとトロ箱と農業と・・・

10月末からこの「新トロ箱物語」をお届けしている私、島@新人でございますが、いったいチミは何者なのか? 

国立ファームとトロ箱の今後の展開を密かに応援してくださっている全国の(?)ブログファンの皆様に、この場を借りて簡単な自己紹介と農業への思い、この会社と「トロ箱」に出会うまでをお話させていただきます。

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1978年夏、風光明媚な広島の農業とはあまり関係のない家に生まれ、山岳部だった高校時代、野山を駆け回って腹ペコになって食べたオニギリの美味しさから『食べることの幸せ=農業経済の仕組みづくり』を一生の仕事にしようと思い立ちました。

大学進学を控え進路を考える際に、農業経済学者:スーザン・ジョージ著『なぜ世界の半分が餓えるのか』を読み、「そうか、貧困問題は生産ではなく流通と分配の問題によるものなのか!」と開眼、国連農業事務次官を目指すべく筑波大学に進み農業経済を学ぼうとするも、お祭りの実行委員会や恋や遊びやネパールに熱中するあまり勉学をおろそかにしてしまい、卒業時には世界には到底届いていない自分の能力を自覚しました。

ならば今生では日本農業に取り組もう、経営を学ぶためにまずは狭い農業界だけでなく一般経済の仕組みと成り立ちを学ぼうと、第一線の経営者達と直に触れ合える東京商工会議所に入社。総務・ビジネス交流事業と社会経験をつみながら、映画制作・市民選挙手伝いなど、社会の草の根で動く時代の波を探る雌伏の時期を過ごしておりました。

そして時は2007年、そろそろ”新しい農業の時代”の幕が開くとにらみ、鞄ひとつを背にしょって全国各地の先進的な農業法人の扉を叩いていく武者修行の旅に踏み出しました。

浅間山を遥かに望む長野の高原野菜畑では、白菜収穫作業ののマグロ一本釣りにも似たダイナミックさに感激を覚えました。人懐こいミニ豚や瞳の優しいジャージー牛達が来園者を出迎える伊賀の農園には、こだわりの野菜とハムと温泉とピクニック気分と子供達の笑顔がいっぱい溢れていました。暖かい冬に収穫最盛期を迎える沖縄のサトウキビ畑では、毎年全国から旅人達が集まり、黙々と汗を流しながら自分の殻と向き合い島中のサトウキビを刈り倒していました。

そこにしかない美味しさあり、初めて体験する労働あり、笑いあり涙あり、農業って知れば知るほど面白い。なのに、こんな楽しいことを皆が知らないなんて、なんてなんてモッタイナイんだ!! これからの農業界に必要なのは、農産物だけでなく農業の+α含めて発信していける提案者と、業界の川上~川下の垣根を越えて新しいニーズに答えていく事業を展開していけるコーディネーター。いつかは自分も会社を興し、この可能性あふれる世界に打って出たいと強く感じました。

そして、そんな旅路の果てに見つけた灯りが、国立ファームとこの「トロ箱」です。

東京郊外の我が家のベランダでも、最近の癒しと流行に乗っかって、何度かコンテナ菜園をつくってみようと試みておりましたが、ホームセンターや100均でプランターや土・苗をそろえるのでまず一仕事、種まいて芽が出てても、ちょっと飲み会続いて水遣りの眼を放した隙に育苗期の弱い苗達が枯れてしまい、気づけばどこからか飛んできた雑草たちの楽園になってしまう。。。。こんなズボラで大雑把な私だって、もっと楽できるなら野菜と暮らす生活を送りたい。

農業社長を目指しつつ、いわゆる農業者の素質の欠けている自分にとって(身の回りの緑と安心な野菜のある豊かな生活を求めている潜在的な顧客層にとっても)、トロ箱との出会いはきっととても幸運なものになると確信しています。

今後、社内では新トロ箱事業の全体アシストや栽培作業を行っていきながら、早く皆様のもとにこの新しく楽しい小さな幸せをお届けするべく、頑張って頑張ってまいります。

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