2008/11/29 土曜日

70年に一度の山焼きでつくられる藤沢かぶ

Filed under: 一般 — admin @ 18:12:20

山形県鶴岡市藤沢地区の山の一角で、
8月9日午前6時、山に火が放たれた。
山の斜面に並べられた杉の枝に、一気に炎が燃え広がる。

「山焼き」は、藤沢かぶと呼ばれる在来品種を育てる畑をつくるために毎年、この時期に行われる伝統行事。
一度、「山焼き」が行われた場所で、次に火が放たれるのは、自然が再生される70年後。
山焼きで作られた畑に、かぶの種を撒いた後は、水は一切与えず、肥料もほとんど与えない。
焼いた後の灰が栄養となり、鮮やかな紫色の立派なかぶができるからだ。
山焼きでつくられる焼き畑は、自然の力を最大限利用した〝循環型農法〟。
この山焼きでつくられたものだけに、藤沢かぶの称号が与えられる。

山焼きは雪の降り積もる頃から準備し、夏の猛暑の中で行うため、根気と忍耐を要す。
さらに、火を操れるようになるまで経験を重ねる必要があるため、生産者が激減。
20年前には絶滅の危機にさらされた。
現在は後藤勝利さんを含む、数名の生産者しかいないため、「幻のかぶ」と呼ばれている。

←白と紫のコントラストが美しい藤沢かぶ

日本には、このような在来品種かつ、昔から続く伝統的な栽培方法でつくられた稀少な農産物が数多くある。伝統的な栽培方法は、機械や化学肥料に頼らず、その作物の特徴を引き出す栽培方法を、自然の原理だけで確立した先人たちの知恵の結晶だ。
現に藤沢かぶも焼畑でつくると、薄皮でカリッと引き締まった歯ごたえが生まれるが、焼畑ではない場所で肥料を与えてつくると、身がぶよぶよしてカリッと引き締まった食感のかぶができないと言われている。

伝統的な栽培方法でつくられる野菜は、時間と手間と経験が要されることが多いため、藤沢かぶと同じく生産者が激減し、絶滅の危機にさらされている場合が多い。国立ファームでは、このような伝統野菜を探してスポットを当て、語っていくことで多くの人に知っていただきたいと考えている。しかし、知ってもらうだけでは伝統野菜は守れない。伝統野菜が売れ、収益が上がるようになって初めて、後継者が現れるのだ。国立ファームは、伝統野菜を守るために、語りをつけて販売していく。

語るためには、栽培をできるだけ一緒に体験して、語る要素を集めたい。
そこで、国立ファームでは、藤沢かぶの山焼き準備段階から、山焼き当日、収穫時と、社員が実際の作業を参加させていただいた。
体験を通して、藤沢かぶを育てる後藤さんからは、「ただ良いものを残したい。」という強い思いを感じた。
時間と手間を考えると、決して藤沢かぶは、もうかる野菜ではない。しかし、他にはない、味や食感があるからこそ、後藤さんは50年以上山焼きを続け、藤沢かぶを育てているのだ。

←山焼き歴50年以上の後藤勝利さん

←山焼きを体験した国立ファーム社員 谷口

国立ファームでは今回、後藤さんに稀少な藤沢かぶを分けてもらい、甘酢漬けにした。藤沢かぶは漬物が絶品と言われているからだ。

藤沢かぶは、順次漬け込まれ、第一弾完成品は、11月22日にオープンした農家の台所 恵比寿店にて、数量限定で大好評販売中。
第二弾完成品は、農家の台所 国立店と、やおやのそうざいやで12月2日から発売予定だ。
幻のかぶと言われる、藤沢かぶでつくった絶品の漬物を、是非ご賞味ください。


<内容量> 120g
< メーカー希望小売価格> 580円(税込)

(文責:広報課 熊田)

2008/11/26 水曜日

11月29日午後12時30分から “朝採り”新鮮野菜売ります!

Filed under: 一般 — admin @ 17:45:08

早朝に畑で収穫した野菜を、農家さんが農家の台所国立本店へ直接、持ってきてくれる朝採り企画。
今回は、夏に販売した、生のまま食べられるとうもろこし「ピクニックコーン」に続く第二弾。
第一弾のピクニックコーンは、朝採りとうもろこしの甘さが、お客様を驚かせ、
販売開始後、たった4時間であっという間に500本売り切れてしまうほどの人気ぶりでした。

今回の第二弾は、第一弾で大好評だったピクニックコーンの生産者の金井栄(カナイサカエ)さんと、農業仲間の関口越夫(セキグチエツオ)さんが埼玉県上里から、自慢の野菜を手に、農家の台所へ駆けつけてくれます。

つくった野菜に自信があるからこそ、お客様の前に直接立ちます。
野菜の栽培方法など、普段スーパーでは聞けないお話も、
農家さんだからこそ知っている、新鮮野菜の美味しい食べ方も聞けますよ!

・・・・・
当日販売予定の朝採り野菜
(先着順となりますので、売り切れの場合もあります。ご了承ください。)

●まい緑(ブロッコリー)
夜温が0℃近くまで下がる、この季節だからこそ、甘みがのっています。
朝採りだから、甘みはそのまま、ハリが違います。
鮮やかな緑と、引き締まった実(花蕾)が特徴的な品種です。

●福月(カリフラワー)
採れたては生のまま食べられます。これが甘くて美味しいのです。
夜温が0℃近くまで下がる、この季節だからこそ、味わえる甘みです。

●水蓮(ミズナ)
採れたてはシャキシャキした歯ごたえと、みずみずしさが格別です。
サラダがオススメ。炒めてもシャキシャキした食感が残ります。

●鍋ちゃん(ネギ)
鍋で抜群の美味しさを発揮するから、この名前。
熱を通すと、トロッとした食感で甘みが出ます。
焼きネギにしても美味しい。

●甘乙女(キャベツ)
芯も葉も柔らかくて甘みがあります。
身がギュッと引き締まった食べきりやすい小さめサイズです。

・・・・・

当日は、タジンに朝採り新鮮野菜が使われます。
いつもより美味しい?タジンが味わえるのはこの日だけ。
朝採り野菜は先着順となりますので、ぜひお早めにお越しください!

朝採り野菜は、やおやのそうざいやでも販売いたします。

(文責:広報課 熊田)

2008/11/24 月曜日

農家の台所 恵比寿店オープンしました!

Filed under: 国立ファームリポート — admin @ 15:53:50


 
11月22日(土)、農家の台所の記念すべき2号店、恵比寿店がオープンした。

ずらっと花輪が20基並び、街行く人々が見ていく。

事前に近隣への新聞折込み3万部の成果か、
11:30のオープンから相次いでお客様が来店された。


オープン前にメニューに使われている野菜のチェック。国立本店のメンバーも入り、2号店を応援する。


店内入ってすぐは野菜売場。キッチンの冷蔵庫も兼ねています。


選挙ポスターがドドーンと。お客様が料理を待つ間、キャッチコピーを読み、スタッフとの会話が弾んだ。


植物工場も店内に。ソルトリーフとアスパラを栽培中!

面白いのが、お客様が野菜をよく購入して帰られること。
折込チラシに野菜だけの購入もできます!と書いていたためか、
八百屋だけの利用の方も多かった。
話を聞いてみると、このあたりで野菜を買える店が少ないのだという。

重たいからそんなに買って帰られないのでは?という予想は見事にはずれ、
快進(ダイコン)を1本買い、極意(ハクサイ)を2個買うとうい方までいらっしゃる。

オープン当日から意外性のあったこのお店、どう成長していくかお楽しみに!
(文責:広報課 中野)

2008/11/19 水曜日

天下市で販売の宅配ボックス。結果発表!

Filed under: 国立ファームリポート — admin @ 23:08:27

【前回記事⇒http://www.kf831.com/wordpress/?p=594

年に一度、国立市で開かれるイベント「天下市」。

期間中、スーパーでは売っていない珍しい野菜や、名物の語り部のトークに、
通りすがりの方々が足を止めてくださり、国立ファームブースは黒山のひとだかり。

今年もひとみ五寸にんじんは大活躍。
まだまだ知らない人は多く、試食と試飲を出してみると、
あま~い味に目を丸くして「何も入れてないの?」と驚きの声が多かった。

またひとつ面白かったことが、ソルトリーフをスタッフでなく、農家の台所の常連さんが語って売れる場面があったこと。
「この商品、すごく珍しいのよ!」
と、常連さんがソルトリーフを片手にしたとたん、周りには新たなお客様が。
お客様が「おいしい!」と宣伝してくれるおかげで、ソルトリーフがどんどん売れていったのは印象深いものだった。

昨年出していた、ふろふきバーガーやひとみ五寸にんじんジュースを、
また食べたい・飲みたい!と言ってリピートしてくださった方もおり、
国立ファームの野菜や、新しい食べ方の提案が、着実にファンを増やしているのだと実感した。

さて、イベントなので盛り上がるのは当たり前として、
大事なのは結果。

総売上は95万3,890円。
中でも今回力を入れたのは野菜ボックスの予約販売だった。

屋台がずらりと並ぶ大学通。お祭りの主役は、やっぱり手軽に食べられる一品もの。
その中にあって、箱ごとの野菜販売はどうしても脇役に思えるが、
弱点をカバーすべく、今回は3日間限定大特価で販売。
まずは、お客様に試していただこうというのが目的だ。

○秋の特選野菜ボックス……3,150円⇒1,500円
○小粒ベイビー(5kg)…3,980円⇒2,000円

すると、想定の300箱を超える393箱の注文をいただいた。
(秋の特選野菜ボックス……245箱、小粒ベイビー(5kg)…148箱)
金額にして、67万7千円。

しかし、大特価での販売ゆえ、今回を単発で見れば赤字。
つまり宅配事業部として、一時的に高橋に借りたお金である。
お客様に購入していただいたチャンスを次に活かし、黒字にして返さなければならない。

そこで、電話注文宅配ボックス同様、お客様の声を生で聞ける方法をとった。
国立・国分寺・府中など近隣のお客様には、
宅配事業部の松崎と田宮が地図を片手に直接お届けをしている。

いつも他社の定期宅配ボックスを利用されている方、
宅配ボックスにはあまり興味のない方、
定年後のご夫婦家庭、小さなお子様がいる家庭など、
さまざまなお客様のニーズが直接聞けるチャンスはなかなかない。

「目の前のお客様を喜ばせられなくて、見えない大多数のお客様を喜ばせられるわけがない」
これは高橋がよく言う言葉だ。

実際に拾った声がECにどう活かされてくるのか、
果たまたECじゃないのか!? お楽しみに。

—-
◆11月30日まで好評発売中!~「秋の特選野菜ボックス」「小粒ベイビー」~
ご購入はこちら!
—-
天下市で、お客様からの「おいしい~」の声にお答えし、新しいセットを作りました!

◆寒い冬は、やっぱり鍋!

大人の鍋ボックス(2~3人分)
価格2.980円(税込・送料込)

肌寒い日が続いてくると食べたくなるお鍋料理。
野菜をざくざくカットして煮込むだけで、簡単においしくできるのが魅力。
本場・群馬県産の下仁田ねぎが入った、8種類の鍋野菜セットができました。
あったかおいしく、体の芯からぽっかぽかに。

—-
◆お子様もワクワク!パーティー野菜に。

子どもの野菜BOX(2~3人分)
価格2,980円(税込・送料込)

野菜嫌いが好きになる!子どものための野菜ボックス。
食育に熱心なお母さんたちの声に答えて登場です!

>>ご注文・お問合せはコチラ!
042-571-0831(担当:松崎・田宮・奥州谷)
(文責:販売促進部 奥州谷)

2008/11/16 日曜日

種あり干し葡萄が広がりを見せた!

Filed under: 国立ファームリポート — admin @ 15:00:26

9月2日にレポートした種あり干し葡萄。
ようやく形になり、11月19日より発売開始になる。

商品の名前は「カリッ!と 信州産巨峰の種あり干し葡萄」。

グラスデザインの容器に入れて、
ホームパーティでもそのままテーブルに出せるようにし、
全体は筒状のパッケージに仕上げた。
そして素材や製造過程など、たくさんある“こだわり”をタグにして商品につける。

これらのデザインがほぼ確定したところで、
この容器を使って他の加工品も販売できないだろうか、
というアイデアが持ち上がった。

量が増えることでパッケージコストも下がるし、
シリーズ展開することで陳列棚での露出もかせげる。

早く発売したい気持ちをおさえ、新しい加工品探しが始まった。
国産の素材を使い、製造工程にもこだわりあるもの。パーティでつまめるもの。

そうして3商品が加わり、グラスシリーズとして4つのラインナップでいよいよ販売開始!
11月19日よりスーパーの三浦屋さんで、そしてユニオンさん(発売日未定)で発売される。

・・・
●カリッ!と 信州産巨峰の種あり干し葡萄 980円
珍しい“種あり”の干し葡萄で、種も食べることができます。種無しに比べて約1.5倍のタンニンを含むため、その抗酸化作用に期待!種があることで、種無しよりもコクがあり、食味もよくなっています。今年の旬(9月・10月)に収穫したフレッシュな巨峰を使い、収穫から袋詰めまですべて手作業。さらに巨峰の風味を活かすため、オイルコーティングはしていません。

●ギュッ!と 丸ごと奥羽産桃3つ 980円
干し白桃は稀少品!白桃は糖度と水分が非常に高く、乾燥加工は難しいのです。今年福島と山形で収穫した白桃を使い、繊細な果肉を傷つけないよう、皮むきや種取りは人の手で行っています。気候により乾燥時間が変わるので、職人が一つ一つチェックして仕上げます。ワインに漬けておくと瑞々しさを取り戻し、また違った風味が楽しめます。

●ジックリ!釜煎り 丹波篠山産限定の香り際立つ丹波黒 630円
本場で作られる世界一の大粒大豆「丹波黒」を使用。釜で48時間、職人が付きっきりで煎り上げ、甘みと香りが際立つ黒豆に仕上げています。高温で焙煎すれば30分で出来上がるが、焦げが出てしまうため、あえて釜でじっくりと仕上げるのです。

●ジワッ!と大人の苦味 吉備の国限定栽培 無添加紫落花生 730円
かなり稀少な紫落花生を使用。日本では吉備の国(岡山県、広島県東部)でしか栽培されておらず、農薬を使わずに育てました。紫の色素であるアントシアニンは眼精疲労に効果的と言われているので、薄皮ごとお召し上り下さい。

※価格は参考上代。

(文責:広報課 中野)

2008/11/13 木曜日

11月22日(土)農家の台所くにたちファーム2号店が恵比寿にオープン

Filed under: 国立ファームリポート — admin @ 11:32:58

いよいよ農家の台所2号店のオープンが近づいてきました!
工事も順調に進み、11月22日(土)オープンです。

農家風の造り、サラダバーやタジンなど、1号店の人気アイテムは残しつつも、
また新たな工夫が加わっています!

23区内で農家の台所オープンを待ちわびていたみなさん!
是非ご来店ください。

・・・
住所:東京都渋谷区恵比寿南1-7-8 サウスワン1階
★JR/日比谷線恵比寿駅より徒歩1分
tel:03-6303-0188(オープンまで)
営業時間:11:30~14:30L.O.
       17:30~22:00L.O.
休日:年末年始
・・・

オープン10日前の様子はこちら。

(文責:広報課 中野)

2008/11/9 日曜日

第三回「高橋がなりと語り明かそうの会~学生編~」報告その②

Filed under: 国立ファームリポート — admin @ 15:54:05

さて、後編。

言葉というのは不思議なもので、その人の思考が見えてくる。
この日、高橋が聞き逃さなかったのは「色々な」と「経験」という言葉だった。

国立ファームで1週間のインターンを終えた安納くんに感想を聞いてみたとき、
「短い間だったんですが、いろんな経験をさせていただきました。」と
安納くんが答え始めたところで、高橋からの指摘が入った。

「“経験”という言葉をそんな簡単に使っちゃいけない。
作業したことや、他の人の仕事を見たことは経験でも何でもない。
成功であれ失敗であれ、結果がでて初めて学べ、経験と言えるんだ。
それと、今、“いろんな”って言ったでしょ?
感覚で生きちゃいけない。極端にいうと、
『何時何分から何時何分まで○○をやって、××を経験したな』みたいに、
“なんかたくさん”じゃなくて、1つ1つ言葉にしていかないと自分に残っていかないよ。」と。

「色々」はその場をしのぐにはとても便利な言葉。
しかし、この言葉を使わないようにするだけでも、取り組み方は変わりそうだ。

そして、もう一度「色々な」を指摘される話題があった。
人材コンサルタントのベンチャー企業に内定している小野くん。
その会社を選んだ理由を、
「将来経営者になりたいという思いはあるけれど、
まだ自分がこれをしたいというものがない。
その会社なら、仕事を通じていろんな経営者に会える。
そうして自分に何ができるかを見つけたいと思う」と語った。

それに対して、高橋は、
「いろんなっていうのがダメだよ。効率求めたでしょ?
真似しても学べないよ。自分で経験しないと。
経営者が外部に見せる姿なんて、ほんの少しだから。」と言った。

小野くんは自分を成長させたいと思い、よく考えながら就職活動をしたのであろう。
質問が続いた。
「6月のSOLのパネルディスカッションで、自分を成長させるには、
『こいつに付いていきたい』と思う経営者と、
直に触れ合って働ける環境を探すといいと、高橋さんが言ってましたが、
自分がそう思える経営者の会社は、もう何百人規模になってしまっていて、
直接仕事ができる環境でないように思った。
社長と直接仕事ができるって、どれくらいの規模ですか?」

「30人までかな。
国立ファームでも本当に毎日触れ合っている人間っていうのは、
同じ階にいる15人くらいなもの。
ついていきたい経営者が大企業にしかいないって言ってたけど、それは今を見てるから。
3年後伸びる会社を探さないと。そういう会社は、今、3人とかいう規模だよ。
無責任のようだけど、その会社が絶対伸びるかどうかは知らない。
まずは運だけど、会社はオレが大きくするんだーっていうぐらいの気持ちがないとダメだよね」と高橋。

高橋の20代。這い上がろうとするテリー伊藤氏に必死についていった時期。
たとえ自称でもいいから、“日本中で一番働いた男”と思えることが自信につながったという。
「オレは、20代にすごく根っこを張れたと思うんだよね。
最近はとにかく早く花や実を咲かそうとする若者が多すぎる。
20代はしっかりとした根っこを張る時期にしたらいいのになぁって思うんだ。
仕事はピンからキリまであるけれど、まずはコツコツやってみること。
1つやりきったら、次が必ず見えるから。」
そう若者たちに説いた。

翌日、参加者よりお礼や感想のメールが届く。
具体的な質問ができたことで高橋の考え方や国立ファームが理解できたという方、
さっそく就職活動を開始した方など、少なからず影響は与えられたようだ。

(文責:広報課 中野)

2008/11/6 木曜日

第3回「高橋がなりと語り明かそうの会~学生編~」報告-その①

Filed under: 国立ファームリポート — admin @ 11:21:06


10月31日(金)18時。
農家の台所にて、第三回「高橋がなりと語り明かそうの会~学生編~」が開かれた。
今回の参加者は5名。かなり遠方からお越しくださった。

・松浦慎太郎さん・・・和歌山から参加。現在コンピュータ専門学校2年生。国立ファームを就職先の第一希望としている。
・原田有佳子さん・・・山形大学大学院の修士1年。在来種の研究をしている。8月に藤沢かぶの焼畑の現場で国立ファームを知り、興味をもった。
・小野卓也さん・・・6月に恵比寿で開かれたパネルディスカッション(主催:SOL)で高橋のトークをはじめて聞き、強い印象を受けた中央大学4年生。ベンチャー企業に内定済み。
・安納正敏さん・・・イギリスのノッティンガム大学院で建築と代替エネルギーの研究を行う。今年12月卒業で、ちょうど国立ファームでの1週間インターン中だった。
・高橋将紀さん・・・新潟から参加。学校は卒業し、現在フリーター。農業に興味を持ち、2ヶ月間嬬恋でキャベツの農業研修も経験した。

この5人と、高橋と入社1年目の松崎が席につき、
井戸サラダバーを頬張りながら、座談会スタート。

まず最初に盛り上がりを見せたのが、伝統野菜について。
山形のレストラン「アルケッチャーノ」さんで、野菜の個性に魅了され、東京農大から山形大の大学院に進んだ原田さん。彼女の話を聞いて、高橋は言った。
「伝統野菜を守ろうって言う方々はたくさんいるけれど、
みんなそれを売る努力をしていないよね?
僕は藤沢かぶは単なる伝統野菜と思っていた。
でも今年、生産者の後藤さんのところに行ってみると、
実は、毎年山焼きをし、そこに種をまいてるんだと言う。
そんな話を初めて聞いて、とても魅力を感じたんだ。
なのに、生産者の方々や守ろうと言う方々は、なぜそこをもっとPRしないんだろう?
それが、今の農業界に必要なところだと思うんだよね」

原田さんは実際に生産者の方とよく接しているようで、
「とてもスゴイなと思う有機農家さんがいても、世間的には知られていない。
ある一定の商売の中で終わってしまうのが、なんだかもったいないな、と感じているんです。」とも。

高橋も同感だ。
「でも、商売できなければお金をもっていかれてしまうのが世の中。
だから、金勘定できる人間が今農業界に必要だと思うんだ。
生産ができて商売できるヤツがいればそれでもいいだろうし、
いないんであれば生産できなくても商売できるヤツでもいいんんじゃないか。
映画『七人の侍』見たことないかなぁ。見てみて。
あれは野武士に襲われる農村を七人の侍が救う話。
百姓との軋轢もありながら、でも武士のプライドで助けようとするんだ。
それと同じなんだよなぁ。」と。

この日、『七人の侍』の喩えは端々ででてきた。
きっと5人は帰宅後、この黒澤映画を見たことだろう。

小野くんからは、こんな質問があった。
「高橋さんはAV界では、皆同じような作品なのに高い値段で売っていた状況で、他にない作品を安く売ることで成功した。
でも、野菜は今安いもの。それを高く売るっていうのは真逆の戦法なんじゃないか」と。

それに対して高橋は、
「カバンなどのブランド品と同じ。富裕層がヴィトンのバックを持つと、庶民が欲しがるようになるみたいな、三角形の頂点から下ろしていく考え方。
ブランド野菜を作ることかなと思っている。
それと、大事なのはパブリシティに取り上げてもらうとか、宣伝を打つとかして、お客様がその商品を欲しいっていう環境を作ること。
問屋がどうとか、卸がどうとかじゃなく、実際に買ってくださるお客様に訴えかける。
いいもの作ったら、いい宣伝しないといけない」

そこに参加者の高橋博紀くんが入った。
「最近は語る農家さんも増えていますよね?」

「増えてるよ。でも、話聞いて楽しかった?」と高橋が逆質問。
「語る農家さんが増えていることはすごく大事なこと。でも、人を喜ばすという精神がまだ足りない。だから、うちがもう一歩上の語りを代わりにできたら、と思っているんだ」と付け加えた。

農業話あり、若者への説教ありの4時間半。後編は説教話をお伝えします。

(文責:広報課 中野)

2008/11/1 土曜日

アグリの猫アップしました。

Filed under: お知らせ — admin @ 22:40:13

農業経営者で連載中の「アグリの猫」、毎月1ヶ月遅れで掲載中です。
10月1日発売分をアップしました。

http://www.kf831.com/agrinoneko/

気が付けばもう19回目です。

(文責:広報課 中野)

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