千葉の若手農家グループ「“ほぼ”イケメン農家君」を訪問

2009年、国立ファームの大きなテーマの中に「若手農家とがっちり手を組む」という項目がある。

若手の農家と組みたい理由は、彼らが今後の農業界を支えていく人材であること、そして何より、農業のイメージを明るく前向きなイメージに変えてゆくことができる人材だからである。

そして、とある農業関係者から、千葉には「イケメン農家君」という“ほぼ”イケメンで構成されている青年農家のグループがあるという話を聞き、紹介してもらうこととなった。

まず高橋は、彼らを「農家の台所」に招待した。
高橋は、青年農家たちと本音を語らうことで、どんな方なのか、どんなことを考えているのかを自身の肌で実感したかったからだ。
今風の髪型に流行りの服装、そして羽目をはずして楽しく大騒ぎをする姿。「なんて農家らしくないんだ!」というイメージを持つのには十分だった。
高橋は、そんな彼らを見て、農業界のイメージを変えてくれる大きな存在になる、と期待に胸を膨らませた。そして高橋は青年農家たちの畑を直接見に行き、話をしにいくことを約束した。

そして7月某日、高橋は彼らの畑を見に行くべく、千葉に向かった。

全13人の畑を訪問したのだが、印象的だったのは「父親の個性の強さ」。皆が皆、すごいこだわりを持っていて、ほぼ全員が滞在予定時間をオーバーして語りつくすという熱の入りよう。店で大騒ぎしていた息子たちがみんな、父親の前では一言もしゃべらない。」高橋はここに「息子が父親を尊敬しているからこそ、家長制がきっちり機能している。」ということを感じ取った。

国立ファームの取引先の農家では、「後継者問題」で悩んでいる農家はほとんどいない。みな、息子がきちんと継いでいるのである。それはひとえに、「父親を尊敬している」からである。誇りを持って農業に取り組む父の背中を見て育った息子さんは、自分の意志で農業の世界に入っていくのである。

では、今回の青年団がどんな農家さんたちだったかを簡単にご紹介!

①香取市 香取拓也さん

紅東(さつまいも)や、なかてゆたか(落花生)を中心に作っている。
寡黙なタイプで、紅東のキャラメルや落花生の真空パックなどの加工品も出荷しており、
多岐にわたってしっかりと農業経営のことを考えています。

②旭市 伊藤慎吾さん

アロイトマト(固定種のトマト)やミニトマト千果を作っている。
特にアロイトマトでは「難しいからこそやりがいがある。」とチャレンジ精神がすごく旺盛で、どうやって品質を上げ、収量を上げられるかを日々考えている研究熱心な方でした。

③旭市 石毛孝幸さん

キュウリ一筋の農家さん。まだ名前の付いていない新しい品種の種をもらい、栽培にチャレンジしている。一番農家っぽくなく、ヤンチャでお調子者。しかし、一度お父さんの前にでると…ビシッと静かになり、家長制が一番機能します。

④匝瑳市 小川純也さん

みおぎ(ピーマン)を一筋で作っている農家さん。青年団の中で一番のお調子者!しかし、妻子持ちの家庭的な方でもある。「子どもが好きになってくれるピーマンを作りたい」と頑張っている。

⑤匝瑳市 堀澄洋泰さん

小ネギを一筋で作っている農家さん。「ネギは脇役だが、その脇役にこだわりたい。」をモットーに、ネギの品質向上に努めている。ものすごく真面目で、研究熱心な方です。

⑥匝瑳市 佐藤真吾さん

ピーマンやパプリカを作っている農家さん。物静かなタイプですが、実はチャレンジ精神が旺盛で、最近では白や黒のパプリカを実験的に栽培し始めた。 

⑦佐瀬洋樹

みおぎ(ピーマン)、ゴールドラッシュ(トウモロコシ)、匝瑳の舞(コメ)など多品目を作っている農家さん。非常に大柄で(体重約0.1トン!)、性格も非常におおらか。そのおおらかさが栽培にも影響して、非常にのびのびと育っている。

⑧銚子市 向後幸浩さん

夏まくら(スイカ)やせとか(トマト)、冬峯(ダイコン)など多品目を作っている農家さん。一番ヤンチャな感じですが、実は一番穏やかな性格。お父さんが堆肥づくりの名人で、バランスの良い堆肥づくりができるかを一緒に研究している。

⑨香取市 加瀬慶則さん

あいこう(ニンジン)やなかてゆたか(ラッカセイ)やニラと多品目を作る農家さん。
農薬を一切使いたくないという信条の元、JAS有機の圃場をたくさん作っている。石毛さんと同じくヤンチャでお調子者!青年団のお笑い担当をしている。

⑩多古町 篠塚泰秀さん

ベビーリーフやルッコラ、セルバチカ、ドルチェ(トマト)など多品目を作っている農家さん。いかに安定して野菜を無駄なく作り出荷できるかを日々考えている。真面目で、勉強熱心でビジネス感覚がすごく鋭く、経営者色の強い農家さん。

⑪富里市 田中直輝

はくれい(カブ)や坊ちゃん南瓜、ちばはんだち(ラッカセイ)などを作っている農家さん。謀インターネット通販で爆発的な人気を誇るカブを作っている。青年団最年少(24歳)で、繊細かつ細かいところまで気配りができる素晴らしい農家さん。

⑫山武市 斉藤孝治

ひとみ五寸(ニンジン)、コリンキー(カボチャ)、空芯采と多品目を作る農家さん。知る人ぞ知る、斉藤完一さんの息子さんでございます!「2~3年以内には親父を引退させたい」と意気込みながら完一さんの技術を勉強中。千葉のキムタクといわれるほどイケメンな農家さんです。

⑬八街市 斉藤宏治

ゴーヤや里芋、生姜と多品目を作る農家さん。「ものづくりがしたい」と2年前に建築関係の仕事から脱サラして就農を決意。謙虚な姿勢で、様々なものごとを学んでいる。

(文責:山口)

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