『漢方米』誕生物語 ~第三回 苦を苦と感じない。それが漢方米の栽培に成功した鍵~

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米・食味分析鑑定コンクールで5年連続金賞を受賞している古川さんは、漢方米栽培の合間に、連日テレビや雑誌の取材を受け、大忙しだ。

もちろん、現在に至るまでには長い道のりがあった。
漢方米栽培の技術を確立するまで、取り組み始めて8年かかった。
受賞したのは、取り組み始めて3年が経った頃。
しかし、古川さんは、自分で満足していないからまだまだだと話す。

栽培を始めた年、1反(10a)の収量はたったの2俵だった。
そこにかけた資材代はナント10万円。
古川さんが漢方米に取り組む前に行っていた、慣行栽培では1反の収量が8俵、資材代は3万円くらい。1俵あたりで換算すると、約13倍以上の資材費がかかっている計算になる。
この段階で大抵の人はめげてしまうだろう。

しかし、古川さんはその後も研究を重ね、何度も試行錯誤を続け、
現在では資材代を半分くらいまで抑え、収量も1反あたり7俵くらいを安定して収穫できるようになった。

漢方米に取り組み始めたキッカケは、慣行栽培で育てたコシヒカリを、初めて米・食味分析鑑定コンクールに出品したときに一次審査で落ち、悔しい思いをしたこと。
「どうしたら、金賞がとれるのか?」
そのとき、漢方農法に出会い、漢方米の栽培に取り組む決意をした。

はじめは、草との戦いだった。
慣行農法は除草剤を撒くので草取りは不要だが、漢方農法は除草剤を一切使用しないため、草が生え放題となる。
古川さんは3反(30a)の田んぼの草を全てとるのに、10日もかかったという。
他の仕事の合間をぬってやらなければならないため、一人ではとても手が回らなかった。
一方、栽培開始から3年目に金賞を受賞してから、漢方米の注文は、どんどん増えていき、2町歩、3町歩と栽培面積を拡大していったため、さらに追いつかなくなった。

そこで、考えたのが紙マルチという手法だ。
2ヶ月程度で自然分解される素材でつくられた紙を、田んぼの上に田植え時に敷く。紙マルチは黒色をしているので、敷くことで日光が遮断され、雑草が生長しないというしくみ。
しかし、この紙マルチ、1反で幅190cm×150mの紙を3.5本分使用する。金額にして一反あたり16,000円ほどするので、資材費がさらにかさむことになる。

ある程度、収量が安定してきたら、今度は美味しさを損なうことなく、この資材費をいかに継続していける金額にできるか?古川さんは毎年、30aくらいの田んぼを試験栽培用区域にし、5aずつ肥料や追肥のタイミングを変え、味への影響まで細かくチェックし、漢方米栽培の精度を上げていく。その作業は、忍耐と考察力を要する。
漢方農法を新たな田んぼで始めた場合、理想の土になるまでには最低3年かかる。漢方米は、忍耐と覚悟がある人じゃないと続かないと古川さんは話す。

古川さんを取材しにくる方の多くに言われることがある。
「もっと苦労話を聞きたい。」
古川さんは話す。
「僕は、苦を苦と感じないから、この漢方米ができたのかもしれない。そこが僕の欠点でもあります。」と。

日々を楽しみながら、前向きに捉え、どうすればうまくいくのか?どこまでも貪欲に追求していける思考がある古川さんだからこそ成し遂げられた、漢方米の5年連続金賞受賞の快挙。

お米界の巨匠古川さんが長年の技術を惜しまず、ガールズ農場に教えていただいたおかげで、初年度から1反で6俵を収穫することができた。
このお米が収穫できたのは、時にガールズ農場の田んぼに足を運び、直接指導をしてくださったり、電話での質問に丁寧に答えてくださったりと、古川さんがサポートしてくださったおかげだ。


国立ファーム・ガールズ農場一同、古川さんに感謝しております。
ありがとうございます。

さて、いよいよ、ガールズ農場の漢方米の販売が始まる。
次回は、ガールズ農場の漢方米栽培奮闘の様子と、漢方米販売告知をいたします。
乞うご期待!

(文責:広報課 熊田)

※1町歩・・・・・約100a

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