「背伸びしないとついていけない環境に入って、それに付いていくことが成長する秘訣だよね。」~第5回座談会レポート~

10月16日に行われた第5回となる座談会。
今回の座談会のメンバーは、農家さんからIT企業の社長にいたるまで様々な人たち。
●森さん…WEB制作会社の代表取締役。以前マネーの虎に事業計画を提案した経験を
お持ちです。経営者の視点を参考にするために参加。
●成澤さん…薬品の研究員。高橋の生きざまに興味あり。
●渡瀬さん…栃木で畜産を営む農家さん。国立ファームの取り組みや事業に興味を持ち参加してくれました。
●河尾さん…渡瀬さんの知人で、一緒に生産法人を立ち上げようとしている方。
●田上さん…会社員。高橋がなりの新しい取り組みに興味を持ち、参加してくれました。
●橋本さん…障害者介護のNPOの社員。今年に行われた高橋の「夢がある」講演をきっかけに、興味を持っていただき参加していただきました。

「国立ファームでは高価な野菜も売れていっている。どんな工夫をしているのですか?」
最初に話を切り出したのは、今回の座談会で唯一の農家である渡瀬さんだ。
 その問いに高橋は、「野菜を“食糧”から、“嗜好品”に変えてしまうことだよね。牛肉だと松坂牛ってブランドがある。フルーツにも産地のブランドが確立している。実は野菜って、食べ物の中でブランドが一番確立していない。だから“食糧”である以上、より安い値段を求められてしまう。そこで、生産者の土作りや栽培方法などのこだわりを“語る”ことで付加価値を付けてあげる。その語りを聞いたお客様は、1本200円の人参でも納得して買っていかれるんですよ」と、“語り”という付加価値をつけることで、“食糧”から“嗜好品”に変えてしまう方法を語る。

 渡瀬さんは、今、JAから独立し、生産法人を作ろうとしている。そんな中で、国立ファームを、一つの新しいモデルと考え、その良いところを取り入れようと積極的だ。
その高橋の答えに対し、「野菜を嗜好品に変えるためには、特別な農家さんを見つけて、こだわりの野菜を仕入れなければいけない。現在200件の契約農家さんと取引があると聞いていますが、どうやって集めたのですか?」といかに高橋のやり方・経験を盗もうかと真剣である。
その質問に、「“農業界はダメな業界だ”と極端に言い切る発言をしてきたんです。雑誌などでも、“10億円貸します!”って金のことをあからさまに書いてみたり。ワザとアンチ高橋が出るように発言したんです。その結果100人中90人の農家に嫌われました。けれど、残りの10人が近寄ってきてくれました。この10人がしっかりとしたビジネス感覚や考え方を持った優秀な農家さんばかりなんです。こういった極端なことを講演などでやり続けた結果、優秀な農家さんが200件も集まったんです。

リスクを負った発言をしてみましょうよ。そうすれば、自分も変わるし、周りも変わる。

その発言を聞いた人の中で“こいつは面白い”と思って近寄ってくる優秀な人が必ずいるから。」
 渡瀬さんの生産法人設立は、12月から本格化するという。そのために、栃木で1人でも優秀な農家さんを集めたいと考えている渡瀬さんにとって、高橋のこの言葉がより多くの生産者が集められるきっかけになれば非常にうれしいことである。
薬品の研究員である成澤さんは、一つの悩みを持ってこの座談会に参加していた。その悩みとは、“自分はいわゆるサラリーマンであり、職場の人間もみなそうである。その環境の中でどうすれば成長できるのか”という内容であった。
その悩みに対し、高橋は、「成長できないって感じる環境って、周りの人が自分と同じレベルとか同じ基準で働いてるんだよね。僕の場合、テリー伊藤の下につけたことが成長できる環境だった。日々、伊藤さんから出される高いハードルを無理やりにでも飛び越えて毎日前へ進んでいった。その結果、大きく成長できた。

無理して背伸びしないとついていけない環境に入って、なにがなんでも付いていくことが成長する秘訣だよね。

そういう人生の先行投資ができる環境を見つけて入っていけるといいよね。」と、高橋はAD時代に大きく成長できた経験を語った。

最後に盛り上がったのは、高橋の経営への考え方についてだった。
高橋と同じく、社長業をつとめる森さんからの「経営において重要だと思うことは何ですか?」という質問からだった。
高橋は、「経営において、センスとか能力とかって正直あまり関係ないと思っている。重要なのはどう考えるかっていう、精神的な姿勢なんだよね。当たり前のことだと言われるかもしれないけど、素直でいることが一番大切なんだよね。今の人たちは、その当たり前のことができない。保身のために自分のミスを隠したり、バカな自分を認めずに見栄を張ったり、地道にできることからやらないで、良く見える部分だけをやろうとする。僕はただ、当たり前のことを当たり前にやってきて、気づいたらそれが財産になっていた。」と経営は、何か特別なことをするのではなく、当たり前のことを当たり前のようやることが重要だと考えている。
 また、高橋は、森さんに向けて社長であることの醍醐味について付け加えた。

カッコイイ大人を演じなよ。そうすれば、より多くの人に自分の姿勢や考え方という遺伝子を与えられるようになるから。

高橋はより多くの人に影響を与え、それが各々の良い結果を生み出す要因になってくれればと常に願っている。

座談会が終わってから数日後、渡瀬さんは生産法人を立ち上げるにあたっての相談に再度国立ファームを訪問してきてくださり、具体的な今後の展開について話してくれました。12月、栃木で新しい風が吹くことを期待しております!

(文責:山口)
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この記事へのコメント

  1. ダメだ、そんなこと高橋さんに聞いたら!
    そんな事は聞きたくても、聞いたらもう負けなんです!
    自分で答えを出せない人間はもう既に終わってるんです。
    残念ながら・・・
    だから、聞いた事は全部ゴミ箱に捨てろ!
    それしかありません!

               ムカイ in the world

  2. こんにちは。
    聞いてもすべて真に受けるわけではないですが、それでも聞いてみたいですね。
    単に面白そうだから。

    この募集気づいてたら応募したかったです。

    日本の農業に新しい力を!
    をビジョンに私も業界外で日々成長し続けます。

  3. たまにちょくちょくコメントする乾坤一擲さんは、何業ですか?

    その場にいたら確かに聞いてみたいよね
    でも、その場にいてこんな事聞いてたらダメなんだ!
    と云える勇気があるのか?

    アーいい話聞いたな、今日は。と笑顔してる人はもうどうにもならないね。

    その場で、高橋さんに
    「そんなに多くの他人に構うのはなにかい? じゃあ、貴方は自分の子育てについては、放棄したのか? それとも手を付けなくていいほど完璧なのか?」
    と突っ込まないといけないでしょう!

    勘違いして偉ぶってるがなりさんのオブラートを全部引っぺがして、単なる凡夫にまで落として最後にビールをキューっとやって御開きでしょ(笑)

  4. こんにちは。
    私は、何やってるかよくわからないし、中身もピンキリということに定評のある士業です(一応)。

    迎さんも高橋さんも面白いから好きです。
    二人とも自分と似ている面があるので非常に参考になります。

    私も、当たり前の事を確実にこなせれば一流、
    不便・不満は機会、(当たり前でないところに)当たり前を実現する、
    を持論・目標にしてますし、
    個人的には似てると思うんですよ。

    道が違うから答えをもらうわけじゃないし、
    新しいマインドや思考過程の示唆を受けるというわけでもないんですが、
    それでも参考になります。
    超少数派の自分と似た過程で答えを導き活躍してるあたりを見て、多少なり満足感を感じてしまってるのかもしれないな。
    (↑格下の木端感にじみ出ていますが。)

    だいぶ格下の自分も成長し続けるよう、そして成長速度も緩めないよう努めていきますよ。

    日本の農業に新しい力を!

  5. こんにちは、斯業、もとい士業の結婚一時さん、もとい乾坤一擲さん。
    数ある野菜の中で、私が最も愛している野菜は安くて愛嬌があるモヤシ嬢です。
    今日1111は、その“モヤシの日”にあたるのですが…(笑)

    成長スピードを速くするには、楽な環境を整えてはいけないのです。
    そうです、不便・不完全な方が適しています。

    がなりんはそれを実体験し理解している。
    私も理解している。
    そこは共通。
    ただ、それは当然であり、そこから先がプロの世界のシノギになってくると考えます。

    私の成長速度は常軌を逸してますから、昨日の馬鹿さがつくづく厭になる朝を毎日太陽と共に迎え、チョコとニボシとモヤシとカツカレーと、たまに寿司と焼き肉屋のユッケとチヂミを動力源に蠢いております。

    でも、本性はどこかのコンビニで嘘喰いを1時間以上も立ち読みしながら空想してニヤけてるナンパ師か竿師かヒモにもホストにもなりきれない器の小さいせせこましい文筆家かなと思います。

                   ムカイ イン ザ Japan

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