篤農家ランキング ついに始まる!!

アカデミー賞やグラミー賞、芥川賞やグッドデザイン賞など、人はより良いものを絶えず生みだし、その業界を発展させていくために賞をつくり、序列を付けてきました。
ならば、ものづくりという点で共通点を持つ農業界を発展させていくためには、そのような賞があって然るべきです。

いままで農業界で行われていた序列をつける大会と言えば、市町村レベルの限られた範囲で行われる「品評会」と言われるものがほとんど。この「品評会」で審査されるのは、野菜の場合、見た目の美しさ、例えば大根の場合、肌のきめ細かさや真っ直ぐさ、根の穴が一列に綺麗に並んでいるかなどを審査するものや、立毛(※)品評会と呼ばれる、例えば生育中のトマトの葉の大きさや色、実の外観や数、病害虫管理の状況を審査して評価するもの。驚くことに消費者にとって一番の評価基準になる、味覚に関わるものが審査項目になっているものは、野菜の場合、ほとんどないのが現状です。

国立ファームがお付き合いさせていただいている農家さんは、土づくりや味、お客様に人気のある品種選定、さらには、これまで他がやったことのない栽培方法で唯一無二のものをつくろうと5年も10年もかけて独自の栽培技術を確立し、オリジナルの野菜をつくり、商標をとってしまうほどのこだわりを持った方ばかりです。
それだけものづくりに熱い農家さんたちは、自分でつくった野菜を手に営業に行き、販売先を開拓し、付加価値をつけ、こだわりを価格に反映させて売っていく方も多いですが、中にはこだわってつくったものを共同出荷というカタチで市場に出し、慣行栽培のものにまぎれ、そのこだわりが埋もれてしまっていることも多々あります。
こだわりが評価されることがなければ、人はさらに良いものをつくろうという意欲が湧いてきません。それが、農業界が発展していかない一つの要因ではないでしょうか?

国立ファームには、野菜好きのお客様がたくさんいらっしゃる農家の台所という場所があります。
こだわり野菜に、付加価値をつけて販売していただける卸先(小売店)があります。
ならば、農家の台所で野菜を召し上がるお客様や、購入してくださる卸先の方の評価が消費者の判断基準になる、味はもちろん、客観的な評価につながるはずです。

そこで、今回、国立ファームが設けた篤農家ランキングは主に2つ。
一つは、篤農家総合ランキング。
全国の農家さんが対象で、以下のようなポイント制で、各農家さんのポイントが決まり、よりポイントが高かった農家順に、順位が決まります。
なお、このランキングは、トマトやりんご、卵など、品目のカテゴリーを超え、1人のクリエイター農家として、その月つくった農産物で、売上かつ農家の台所のお客様の票をどれだけ集められるかで勝敗が決まります。

<ランキングのポイント換算方法>
①国立ファーム月間仕入れ額  1千円=1ポイント
②店舗(農家の台所4店舗)・営業部投票
 ※店舗・営業部は、その月に活躍したと思う農家を1位~10位まで選び、仕入れ額1万円=1ポイントとして、以下の%で配分する。


※例:400万円仕入れた店舗ならば、400ポイントを上記の%で配分する。

③お客様投票(店頭・ホームページで投票していただく。)
店舗1票=1ポイント
ホームページ1票=0.5ポイント 

上記3つのポイントが加算され、さらに以下の割合で過去のポイントは1年間累積され、ランキングが決まっていくしくみです。

そして、このポイント集計の結果、初の篤農家総合ランキング7月の結果は、以下の通りとなりました。

7月は、とうもろこしやトマトなどの売上を伸ばし、総合的に味の評価が高かった篠宮仁さんが第1位に。農家の台所で行われた各農家のトマトの食べ比べトーナメント戦「トマト甲子園」で準優勝の結果につながったお客様票のポイントも優勝に大きく貢献しました。
※ホームページ投票はまだ開始していないため、今回のランキングのポイントには加算されていません。

もう一つは、地場東京篤農家ランキング。
篤農家総合ランキングの中で東京の農家さんのみを抽出し、順位をつけたもの。
このランキングでは、篤農家総合ランキングの1位~5位に入賞した農家さんは該当外としています。
あえて、このランキングを設けたのは、国立ファームの主な卸先はほぼ東京にあり、勝敗を大きく作用するお客様票をもつ農家の台所ももちろん、東京。
東京でつくった野菜を輸送をコストをかけず、輸送中の排気物も出さず、その土地でつくられた美味しい野菜を新鮮なままで食べて欲しいという地産地消の考えから、このランキングを設けました。

そして、集計の結果、初の篤農家東京地場ランキング7月の結果は、以下の通りとなりました。

1位の川鍋重美さんは、安定した美味しさの「さくら卵」の売上に加え、黄身まで白い卵「ホワイトたまご」を飼料会社、国立ファームと共同開発し、特徴的な商品をつくり、それが売上を伸ばし、優勝につながりました。

これらのランキングをより客観的にしていくためには、お客様投票によるポイントが欠かせません。
そこで、農家の台所では、8月9日より、「篤農家総合ランキング選挙」という名で、お客様に投票用紙を配り、感動した農家さんに一票を投じていただく投票箱を店内に設置しました。投票用紙には、8月に主に農家の台所に入荷する農産物の農家さん20人の名と、各々出てくる野菜が列記されており、お客様にチェックボックスにチェックを入れていただくようになっています。

さらに、お客様の注目を集めるために、農家さんの顔写真と農産物をつくる際のこだわりを政党名に入れた、選挙ポスターを貼った掲示板を店内に設置。このお客様投票の開票は8月31日に行い、9月のランキングに反映させていきます。ぜひ、農家の台所のお越しの際は、投票にご参加ください。

まだ、このランキングは始まったばかりですが、1929年に設立されたアカデミー賞が現在にいたるまで81年間続いているように、農業界を発展させ、後世に続く憧れの賞になるよう、国立ファームではこの篤農家ランキングを育てていく覚悟です。

(※)立毛(たちげ)・・・ほ場に生育中の作物をいう。けというのは作物の古語で一毛、二毛の毛と同じ。(「農業小辞典」博文社)

(文責:広報 熊田)

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