ものづくりはお好み焼き1つにもこだわるものだ。

7月7日土曜日、八百屋オープンの前祝いという名目で、
休日出勤していたスタッフ10数名が、八百屋隣のお好み焼き屋さんに集った。

13時開始予定の20分前、オレンジ色のTシャツに黒のハーフパンツ、そして、オレンジ色のタオルを額に巻いた高橋が登場。オープン2日前の八百屋店舗を一瞥し、未完成の様子に憮然とした表情だ。

こうして、張り詰めた空気の中、お好み焼きの具材が運ばれてきた。
座敷の二卓、どちらのお好み焼きも、仕切るのは社長の高橋だ。

「俺、本当は1から10まで自分でやりたいんだよ。なのに経営ってのは、1人で全部やるより、人使った方が大きく出来るから、お前らみたいなバカ使わなくちゃいけなくて苛々するんだよ。せめて今日ぐらいは、俺が思うようにお好み焼きを作りたいんだよ。」とのこと。

根っからの「ものづくり」を自認する高橋は、お好み焼きひとつとっても真剣そのものだ。油を鉄板に落とすところから、声をかけるのもためらわれるほどの迫力。ひとつひとつの動きにキレがあり、無駄がない。型が完成しているので、それ自体がショーのように目が釘付けになってしまう。

okonomiyaki3.jpg     okonomiyaki2.jpg
真剣そのものの表情で鉄板に向かう     仕上げ前に卵を重ねるのが高橋流

まるで、それが唯一の流儀であるかのように自信を持ってタイミングを測り、手際よく作業を進めていく高橋。「お好み焼きは高校時代にバイトで焼いた」と言うが、そのバイトは2日間だけだったそうだ。「俺、なんでもすぐできちゃうんだよね。」と豪語する高橋にそのコツを聞いた所、次の3点を挙げた。

① 上手い人の動きを、ジーッと見て盗む。
② まず、形から入る。見た目を真似する。
③ わからないことがあっても、絶対に不安を表に出さない。

「本当は、もんじゃ焼きなんて人生で5回ぐらいしか焼いたことないよ。だけど、不安そうに作ってるものなんて、食べる人はもっと不安だろ。だから、途中でわからない部分があったとしても、絶対に戸惑いを見せたら駄目。」
確かに、ここまで自信たっぷりに供されると、食べる前から「絶対に美味しいに違いない」という安心感が得られる。

大量の料理を食べ尽し、そろそろお開きという頃、高橋が言った。
「ビジネスが出来る奴っていうのはいつでもアンテナを張ってるんだよ。俺は、こういう店に来ても、どんな道具が使いやすかったか?どんな点が不便だったか?常にチェックして、何が必要か見ているから、明日からでも発注から何からやって店を開く自信があるよ。」

お好み焼き屋に行くという1回の体験からも、得られるものはたくさんある。

monja.jpg    okonomiyaki4.jpg
↑もんじゃ焼き(土手にタネを流し込んだところ) ↑出来上がったお好み焼き  

(文責:広報課 但田)

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この記事へのコメント

  1. >経営ってのは、1人で全部やるより、人使った方が大きく出来るから

    完璧主義より、次善主義?ですか。
    人生とは、妥協の産物かな?笑

  2. 20分前、オレンジ色のTシャツに黒のハーフパンツ、そして、オレンジ色のタオルを額に巻いた高橋が登場。

    これって勝負してるよね!!!笑

  3. 現代の独裁者=会社経営者
    しかも非上場
    個人経営
    これ、本当はね
    一番最上級なのよ
    独裁者になれるか、キミも?

  4. 商売とは『カブトムシ』とか『クワガタ』とかを捕まえる感覚に凄く似ていて、教えられて学ぶものではないとないと思うんですよ。

    それが、センスとかイチローとか羽生とかムカイタイヨウとかいう感覚なんですよ。

    感覚と云うのは、言語化できないんですよ。

    何故ならば、言語化と云うのは既知の事象にしか置き換えられないからなんです。

    つまり、小説で100%」感情を伝える事は無理な訳でして、画で伝えるにしても同じ原体験が無いと無理なんです。

    でも、深層意識ってまだ未知だから、可能性が残ってるんじゃないかって思うでしょ?

    でも、想像力の無いバカには『これもムリ』な話なんですよ・・・

    哀しいね、がっちゃん。。。

  5. 今どき栄養失調で死ぬ日本人はいないし、農薬野菜を食べたからと言って寿命が縮む事もないだろうけど、、、
    殆どの人が精神病に掛かってる現実。

    だから、大抵は精神病で死ぬ(笑)

    精神病を治す野菜あったら下さい!

  6. 生涯賃金を早々と稼ぎ切り、それでも尚、仕事をしたいと思うことがあれば、それは正に己の使命だ。
    だが、その境地に立てる人物は、日本国で2%程度だろうと思う。
    だから、ボクはその%に入るべき人物だと思うし、仮にボクが入らないとしたら、己以外にどのボンクラがそこに入るのだろうか>?とさえ思う。

    つまり、それほど自負心が強いし、執念深い男でありたい。
    と云うわけです。
    ハイ^^
    Posted by 迎 太陽 語録 at 2007年01月16日 13:56

  7. 公務員とか公務員に近いサラリーマンを何十年もやってる同級生に偶々出くわしたら、家畜みたいな生気の無い顔とオーラを身に纏っており、鳥肌が立つほどぞーーーーーーーっとしました。

    俺は、あんな人間になりたくねぇ~な、ならなくて良かった。
    危なかった。
    間一髪だった。

    洗脳されちまった、優等生と云う名の国畜には

    追憶の挽歌を歌ってあげる事しか出来ないでしょ?

  8. ナイーブな経営者って信用ならんよね。
    何故ならば、自殺するからです。

    松岡とか、誰も同情せんのに。。。

    どちらかと云うと、がなりさんや堀江ちゃんみたいな方がバランスは良いと思うし、男らしいと思う。

    自殺する経営者って、何となく分かるけど、その器じゃない人間が経営してしまうと、余計に不幸だよね。

    だから、早めに失敗すればいいのにね。

    そう思いませんか?
    (自己完結否定形に見せた、より強固な自己完結型・笑)

  9. 今日は、豚の角煮定食でした。
    量は多かったのですが、油が抜けた角煮でした。
    即ち、失敗です。
    ですが、毎日挑戦します。
    明日は、違うお店の違うメニューです。
    そうやって、経験値が上がる事により満足度に信頼感が生まれます。

    それが、消費者としての清き一票精神です(笑)

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