今は総論よりも各論を考えろ

商品部の業務改善リーダーとなった鈴木の会議発表が終わった所で、社長室長市川から物言いがついた。抽象的で中身がないとの指摘だ。その指摘を聞いていた高橋は言った。

「鈴木は自分を否定することから始めないと。お前はでっかい所で働いてきたから、各論よりも総論で進んでしまうクセが付いちゃってるんだよ。」

鈴木の前職は生鮮流通コンサルタント。流通大手企業を相手にコンサルティングをして来た男だ。プレゼン資料もお手の物で、見栄えのする会議資料を作成して来る。しかし、どうも内容が概括的で、具体的に何をどうするのかが見えて来ない。

高橋は、鈴木のこうした傾向は、前職での経験に起因すると見ている。大手企業が相手であれば、既に基盤が出来ており、基本的な信用関係も成り立っているから、総論で話を進められる。企業規模も大きいので、戦略レベルのプレゼンで各論まで持ち出していたら、逆に話が進められないだろう。

しかし、今の国立ファームの現状は、鈴木が以前置かれていた状況とは全く違う。商品部の業務改善を進めるためには、小さな非効率をひとつひとつ取り除いていくための各論こそが必要だ。

例えば「検品業務時間を半分に短縮」という課題。検品業務に時間がかかるという問題は、今日に始まったことではないし、お題目だけ唱えていても実際には改善しない。であれば、具体的にどこをどのように短縮するのか?

じゃがいもを数えるのではなく秤で量る・検品票の項目の並び順を見直す・検品にかかる人件費を勘案して、一定率までの誤差はOKとしてしまう…各論で見れば、改善点は山ほどある。時間を半分に短縮するなら、各論が4つぐらいは必要だ。

国立ファームが成長し、各部門が自主性を持って動けるようになるにつれて、総論が役立つ場面も増えるだろう。しかし、まずは各論からひとつひとつ潰していくことが、今の国立ファームには必要だ。

※奮闘中の鈴木の今後は「八百屋ブログ」で!

(文責:広報課 但田)

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この記事へのコメント

  1. がなりさんの言葉に対する鈴木さんの言葉がないと、笑う事も頷く事も何も出来ません。

    オチは無いんですか?
    あるんですか?
    どっちですか?

    ・・・?

  2. ボクは別に優秀な人材は求めてないんです。
    ただ素直で謙虚ならそれで完璧です。
    あとは、ボクがどう調理するかだけなので。
    ボクの腕に全て掛かってるので、素直ならばソレで十分です。
    他に何かプラスアルファがあれば、儲けモンですが。
    無くても全然構いません。

    ボクだけの力で相当前に進みますから(笑)

  3. 企業は人(人材)によって変わる! とか、本書いてる『オッサン』見ると
    (はぁ~?何ゆってんの?このボケは?)っていつも思うんです。

  4. ピンバック: Buh percocet online.

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