国立ファーム千葉農場に救世主アラワル?!

2008年の2月にスタートした、国立ファーム千葉農場。

現在は井坂・楠本の2名が常駐し、圃場の整備を進めている。
この夏には、とうもろこし、枝豆、パッションフルーツ
などを栽培し、無手勝流ながらも、
自らが作った畑からの初めての収穫の喜びを味わった。
しかし、篤農家プロデュースを推し進める国立ファームとしては
身内だからと言って、その仕入に甘えを許すわけにはいかない。
仕入れたい、と思わせる魅力ある野菜をつくるために。
さらに目標は高く、篤農家の仲間入りを目指して。
目下、圃場の土作りを最重要課題としながらも、
まだまだ未熟さの目立つ現状をひとつずつ変えていくことが急務だ。

そこに、頼もしい救世主が降り立った。
標高1350mの野辺山高原の寒暖差を活かした野菜づくり。
特にその甘さに誰もが驚く、食味の高いとうもろこしは、
6月の伊勢丹新宿店での野菜販売においても、
一躍スター野菜となった。
・・・と、ここまで書けば
感の良い方であればお気づきであろう。
今回千葉農場の指導を快く引き受けて下さったのは、
長野の高見澤さんだ。
というのも、冬の野辺山高原の寒さは厳しく、
畑に出ることができないため、冬季限定の特別講として、
寝食を共にしながら土作りのノウハウのみならず、
農家のありかたまで伝授くださるというのだ。
願ってもない好機に、新しい布団を揃え、
大型のパワーショベル(通称;ユンボ)を用意して、
お迎えすることとなった。

高見澤さんは、
「僕を見て、“農家の動き”を盗んでほしい」と仰ったそうだ。

千葉農場の圃場は、以前は水田利用されていた。
粘土質の固い土壌もあいまってか、水が溜まりやすく、
また、耕すうちにすり鉢状に畑の中心部分が掘り下がり、
さらに水はけを悪くしてるとわかった。
これを、ユンボで土を起こし、
なだらかな傾斜をつくって水はけを良くすること。
これが、第1の課題となった。

高見澤さんは、大型のユンボをまるで手足の如く使いこなし、
1日が終わる頃には、畑一枚分の土がごっそり入れ替わっている。
みるみる変わる畑の様子に、2人は目を見張るばかり。
さらに、圃場全体の管理体制、効率的な作業のための納屋づくり・・・
やるべきことは、後から後から見つかった。

完成形を大まかにイメージし、決断し、足元から着々と進める。
その中でも状況に応じて計画を立て直し、
何か必要とあらば作り、また動く。
自ら気付いて、仕事から作っていくのだ。
「百姓」とは、100の仕事が出来る人。とはよく言ったものだ。

さらに、先を見据えたチャレンジを考えるなら、
それこそ圃場の整備など“朝飯前”にできなきゃいけない。
このスピード感こそが、今の“経営農業”には必要。
高見澤さんは、それを農家のありかたとして
伝えたかったのではないか?

さて、最良の師を迎え
冬の間に千葉農場はどこまで生まれ変われるのか?
この作業が終わると、いよいよ土作りに取り掛かり、
春には、新しい苗が畑に根付くことになる。

新しい息吹に、ご期待頂きたい。
(文責:広報課 加藤)

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 国立ファーム千葉農場に救世主アラワル?!
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>