来年は利益重視。発車オーライ!

2008年は、1月の中国冷凍餃子の食中毒事件に始まり、9月の事故米の不正転売事件、10月の中国冷凍インゲンの食中毒事件など、食の安全が問われるニュースが多く報道された。
中でも輸入野菜を使用した食品による、食中毒事件が多く、原因となった輸入野菜からは、日本で使用が禁止されている農薬が検出された。

ある有機・特別栽培野菜、無添加加工食品などの食品販売サイトでは、中国冷凍餃子事件報道後、3週間で資料請求が3.5倍に増加し、新規購入者は3.8倍以上となり、うち半数近くが購入理由に「安全性」を挙げたという。

日本の農家にとって、「安全性」のニーズの高まりは追い風であろう。国産であるという理由だけで、輸入物より高くてもバンバン売れる時代が来るかもしれない。
しかし、国立ファームはそのもう一つ先を見ている。国産という「十把一絡げ」ではなく、「○○さんが作った××」という生産者(メーカー)と商品(品種)で指名買いしてもらえるようなものをプロデュースしていきたい。

そんな活動を約3年間続けた結果、2008年の終わりに大きな出来事があった。農家の台所 2号店オープンだ。場所は恵比寿駅前。一等地の一階という立地で、23区内へ華々しいデビューを果たした。

都心進出には、農家の台所 国立本店の単月黒字化、また、6月の伊勢丹新宿店の1坪売場での14日間・720万の売上実績が大きな要因となった。野菜を語ることで、もっと国立ファームの特選野菜の販路を増やしていけると確信したからだ。

語りのポイントとしては「味」や「珍しさ」、「農家さんのキャラクター」などが挙げられる。
例えば、ひとみ五寸人参は、にんじん臭さがほとんどなく、甘みの強い品種。サラダでも、ひとみ五寸100%にんじんジュースとしても人気だ。しかし、この品種は一般にはほとんど出回っていない。一般に出回っている品種に比べ、割れやすいという性質を持つため、流通に向かないと判断されてしまうからだ。もったいない。国立ファームではこういった、味はよいのに流通の都合ではじかれてしまう野菜も農家さんから直送してもらい、語りながら販売実績を積んでいった。

一方、味ではなく「珍しさ」で売る商品も好調だった。塩味がする野菜「ソルトリーフ」新品種の白い苺「ホワイトイチゴ」の生産・販売、そして、70年に一度の山焼きでつくられる伝統野菜「藤沢かぶ」の漬物の製造・販売に取り組んだ。
また、地元多摩地区では、“1アール運動”という、1アールの土地の広さで農家さんに、まだつくったことのないような珍しい品種にトライしてもらうという企画も始まった。

「農家キャラクター」で言えば、現在進行中の、農家さんの土作りのこだわりを全面に打ち出した、小売用篤農家パッケージや、農家プロモーションの制作を考え出した。これらの詳細は、来年、実現に至ったところでご報告させていただく。

約3年間、国内生産野菜の付加価値要素を模索し、伝える手段を考え、検証してきた。
これは利益を生み出す、生産・流通・販売の全体構造の、言わば、点を探して点をつくる工程。
電車で言えば、駅を建てる土地を探して建設した状態。
約3年間は、人材育成にも費やした期間。走らせる電車の整備もある程度、整った。
そして、来年は、この点をつなげ、線にしていく工程にうつる。線路をつくり、電車を走らせ、お客様を運んで利益を生み出す段階だ。
ようやく、利益を生み出せる段階まで、国立ファームは漕ぎ着けた。
来年の躍進をご期待ください!

(文責:広報課 熊田)

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この記事へのコメント

  1. 高橋がなりさんへ提案Ⅰ

    ①、今月末で従業員全て首にして下さい。

    何故ならば、その方が貴方に負荷がかかってより劇的な成長できるからです。

    では、頑張ってください!

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