2007年12月6日

去り行く負け犬、残る負け犬。

Filed under: 負け犬レース — Maki Tajita @ 10:10 PM

【今回の注目出走犬】谷口 祥吾
【所属】商品部
【調教師】鈴木 辰徳

入社から半年を迎えた負け犬たち。
最初の脱落者が出たのは、9月30日だった。
それから1ヶ月あまり、安田・堺と退職者が相次ぎ、
負け犬レース脱落者は4名となった。

最初の2名からは負け犬の遠吠えを聞かせてもらったが、
所詮、入社時に抱いた思いを棄てて去って行く人達。
幾ら集めても遠吠えでしかない。
では、彼らのレース脱落を、
残った負け犬はどんな風に受け止めたのか?
今回は、堺を間近で見ていた、商品部の谷口に話を聞いてみよう。

◆本人インタビュー◆

-谷口さんは堺さんと仲良しでしたよね?退社は予想通りでしたか?

堺さんとは家が2軒隣だったので、なんとなく一緒にいました。
入社してすぐに騒ぎ起こすし、いかにも辞めそうだったけど、
もしかしたら大逆転もあるかなって思ってました。
だって、34,5歳で仕事を転々としていてお金もなかったら、
もう親にも甘えられないし、辞めても行き場ないんじゃないかな?
なんといっても、堺さんは高橋さんのことが大好きだったし、
問題起こしながらも図太く続けるかと思ってました。
でもあっさり辞めちゃったのを見て、
職を転々としているっていうのはそういうことなんだって、納得しました。

-堺さんから得たものはありますか?

堺さんから得た物は…。
うーん、読み終わった農業新聞をよく貰いました。
あと、高橋さんのAV「女柔道家とレイプ魔」のDVDを借りました。
実はまだ返してない…。AVは迫真の名作でした。
柔道好きの堺さんに相応しい…。

-農業新聞が貰えなくなったのは残念ですね。
 脱落者も増えて来て、次は自分かも…と考えることはありますか?

うーん、僕は、脱落する可能性は0%です。辞める理由がない。
同期入社の中で、
前を走る人と脱落する人が出て来たことが刺激になってます。
前を走る人には追いつかなきゃって思えるし、
脱落した人を見ると、自分はまだ残ってるって自信にもつながってます。

-負け犬レース出走犬の中で、谷口さんにとって今のライバルは誰ですか?

高桑さん。200万の借金を返した根性がすごいです。
どん底を経験して来て、もう後もないからしぶとそう。

-確かに、高桑さんは捨て身でしぶとそう…。
 では、今後に向けて意気込みをどうぞ!

負荷がかかった時が本当の勝負。その時に向けて力を付けます。

◆ ◆ ◆

若さの割に活気がなく、
負け犬ランキングでは堺の脱落により2位に浮上した谷口。
派手さはないが堅実な仕事ぶりで、社内評価は上がってきている。
11月の商品部再編でも、なるべく若手を外へ出そうという動きの中、
商品部に不可欠とのことで残留が決まった。

直営レストラン「農家の台所」と、直営八百屋「大根1/3本からお届けします。」への発注量や価格の決定、商品部の基幹データ整理などを担当。バラバラに保管されていた年間栽培スケジュールを集約するなど、一歩一歩着実に業務を進めている。時々もらす呟きが核心を突いているとのことで、部内での信頼も篤い。

今まで出走犬の中で、礒辺・奥谷の独走が目立っていたが、
谷口のように、地味に伸びてきている出走犬も現れつつある。

同期入社が一人、また一人と去って行くのは寂しいものだが、
100の能力を持つ人間に120の負荷をかけて伸ばすのが高橋流の育て方。
脱落者が増えて行く一方で、残る人間が見せる成長に期待したい。

2007年12月6日現在 
行き詰まり度:★★☆☆☆ ※★が多いほど、脱落危険度高
調教師から一言:「谷口の強みはペースがぶれない所。重みで潰れるか、歩みを止めないか、これからが楽しみです。」

(文責:広報課 但田)

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 去り行く負け犬、残る負け犬。
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed

2007年10月19日

負け犬 二人目の脱落者は生産部から。

Filed under: 負け犬レース — Nakano Noriko @ 11:59 AM

負け犬脱落者第2号・藤井の遠吠え・・・・・・
「高橋さん、施肥量を間違えたんじゃないですか!?」

負け犬脱落者が続いた。2番手は、負け犬ランキング14位(18人中)の藤井(メンバー紹介は10/25まで掲示)だ。
野球でピッチャーをすれば、スピードはすごいがノーコンぶりもすごい。その守りのなさが若さだと、高橋をうらやましがらせたことさえある、21歳。

農業の専門学校を出て、農業研修生として入社したが、生産部・水耕チームの危機的状況を目の前に、「オレが立て直してやる」と生意気なことを言い、本社の生産部所属となった。とはいえ、社会人1年目、水耕で野菜の芽をはやすことはできても、報告書の作り方・プレゼンの仕方、段取り・・・ビジネスのことはちんぷんかんぷん。高橋と直接仕事をするには危険すぎる。しかも、壁にぶちあたると、へこまずにはいられない性格だ。最近はトロ箱栽培にも加わり、手一杯。数字計算が甘く叱責され、挙句の果てにトロ箱の一部の水遣りを怠って枯らせてしまったこともある。それでも農業経営者を夢見る若者を育てようと、へこむ藤井を周囲のメンバーが励まし、へこんでは復活、を何度も繰り返したが、ついに限界がやってきた。

-始めての会社が国立ファームですが、ここで学んだことは?
「できるか?」って聞かれて、即答で「できる」って言っちゃいけない!考えが甘かった。高橋さんはチャンスを与えてくれる人だけど、生半可な気持ちだとえらいことになる!それでも、水耕やトロ箱を担当して、ゼロから農業を始めるには何が必要か、どこにどう発注かけたらいいとかを、知れただけでもよかった。普通3年目とかがやる仕事を下積みなしで経験させてもらえたことが有難い。

-国立ファームのダメなところは?
藤井:普段から「やめる、やめる」と口にする人が多すぎる。上の人がそんなこと言っていると、部下は不安になる。働くモチベーションがあがりづらいですよ。

◆リーダークラスも切羽詰った状態が多く、つい口に出てしまうことだが、周囲への及ぼす影響も考えないといけないかもしれない。

-これからの人生設計はどう考えている?
藤井:まずは明日、職安デビュー!大型特殊とフォークリフトの免許を活かした仕事に就いて、まずはお金を貯める。休日は市民農園で農業をして、33歳で就農。生産法人を作って、いざ高橋さんに挑戦状をたたきつける!
もしくは、農業法人に入社して、5年後にはプロになって、高橋さんに偉そうなことを言ってやる!

◆退職日の朝、挨拶に来た藤井に対して高橋はこう言った。「お前、この会社を辞めて外に出るなら、今度はライバルになることを目標にしな。」と。それに対する藤井なりの精一杯の返答だろう。

-遠吠えに込めた高橋さんへのメッセージは?
藤井:高橋さんの指導は、得意の肥料たっぷり栽培みたい。明らかに肥料過多です。高橋さん、NPKだけやってりゃいいってもんじゃないですよ!ミネラルも必要ですよ!(笑)

いや、高橋は人材の教育でミネラルが大得意なはずだが・・・。高橋の何かに喩える手法を真似して面白い掴みではあるものの、最後までつじつまを合わせることはできていない。まだまだ修行不足だ。

普段は強がって、素直になれない藤井だが、インタビューの中でだけ「短い期間しか働いてないのに、僕がやめようと決めたときに、止めてくれたり、色々動いてくれていたことを知って、、、幸せでした。」ともらした。時々は強がらずに本当の気持ちを伝えられるようになったときに、藤井の成長はあるのかもしれない。

(文責:広報課 中野)

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 負け犬 二人目の脱落者は生産部から。
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed

2007年10月10日

負け犬 最初の脱落者が出た。

Filed under: 負け犬レース — Nakano Noriko @ 11:31 PM

負け犬脱落者第一号・開井の遠吠え・・・・・・・
「とことんつまらない人生を生きてやる!」

9月30日、ついに負け犬レースからの脱落第一号が出た。負け犬ランキング9位(18位中)の開井だ(メンバー紹介は10/15までの掲載)。その順位とは裏腹に、手芸屋店長経験を活かしたその指揮能力が認められ、最近はレストランリニューアルのプロジェクトリーダーにも抜擢。高橋からも、“開井はやんちゃな顔をしていて、オレと目が合っても絶対目をそらさないヤツ”と可能性を感じられていた人物だ。ここで一気に負け犬脱出かと誰もが期待していた矢先、突然開井から高橋へ退職の意思が伝えられた。

-突然の退職。原因は何だったのでしょう?

開井: 30歳までに函館に戻ろうと思っていて、この面白い仕事をいつまでひっぱろうかとずっと考えていた。国立ファームなら自分を鍛えられると思って入社したはずなんだけど、鍛える必要があるのかな、とも考えるようになって。もとはのほほんとした性格だし、要は逃げですね。で、翌日退職したいと申し出ました。でも、“はやまった”というのが正直なところですよ。高橋さんにまともに怒られる経験をできなかったのが心残りではあります。

開井は前職でも思い立った翌日に退職の意思を告げたという。即行動に移すのは彼の特性らしい。前職では引き止められ、しばらくは続けたそうだが、国立ファームでは高橋に辞意を伝えたが最後、後戻りはできない掟になっている。なぜなら、先延ばしにしたところで、一度口に出したことは実行してしまうというのが人の常だからだ。

-国立ファームの仕事はどうでしたか?
開井:店長時代と違って、自分に情報が集まってこない怖さがありました。それと、レストランで利益を上げることの難しさをよーく実感しました。勤務時間は長いのに、それがなかなか返ってこない。その点、小売(手芸店)のときは楽だった。もちろんチェーン店でレールが既に敷かれていたからというのもあると思います。
国立ファームのホームページはきっとチェックしますよ。そこで、もし黒字になっていたら悔しいだろなぁ。

-遠吠えにはどんな思いが込められていますか?

開井:手芸屋でも国立ファームでも、刺激的な現場にずっといた。なら、今度は一番低いところから入ってやろうと思って。楽観的な性格だから、きっとそれでも面白がっていると思うんですよね。

開井は故郷の函館に戻り仕事を見つけるという。ちなみに、試しに求人検索してみたら、銀行とドラッグストアぐらいしかなかったらしい。函館を愛し、活性化したいという彼。周囲からは「それなら函館で活動するのでなく、外部から働きかけたほうがいい」と言われているらしいが、“人ができないことをする”という国立ファームと同じ血が流れているのか、決意は変わらないようだ。

やんちゃな顔をした28歳。願わくば、故郷でのほほんとせず、いつまでもやんちゃであって欲しい。

(文責:広報課 中野)

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 負け犬 最初の脱落者が出た。
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed

2007年9月3日

負け犬 最初に潰れるのは誰? Vol.4

Filed under: 負け犬レース — Maki Tajita @ 3:46 PM

≪負け犬ランキング最下位、礒辺の独走は続く≫

【今回の注目出走犬】礒辺 和明
【所属】飲食事業部
【調教師】平 まゆみ

久しぶりの負け犬レース第3弾。1回目・2回目と、負け犬らしい負け犬を取り上げてきたため、今回は成長著しい負け犬にスポットを当てる。直営レストラン『農家の台所』の礒辺が登場だ。明るい笑顔と好感度の高い喋り方は、入社早々多くのスタッフを魅了。部門間で礒辺争奪戦が起こった末、厨房担当の平に獲得され、その弟子となった。ビラ配りに行ってもお客様と談笑し、そのままご来店いただいてしまうツワモノ礒辺。そのエネルギーはどこから来るのか?本人に聞いてみよう。

◆本人インタビュー◆

―今はサラダバー担当として活躍している礒辺さん、入社から幾つかお仕事が変わってますよね?

基本的には平さんの弟子なんですが、最初は『農家の台所』のヘルプで洗い場が多かったです。その後、洗い場とホールを掛け持ちするようになって、5月末くらいからサラダバーの担当になりました。

―ホール時代から、接客の良さに定評がありますが、その接客力はどうやって身に付けたのでしょう?また、どんなことを心掛けているのでしょうか?

もともと、人と接するのが大好きなんです。それと、コミュニケーションの間合いは、バイト先の自転車屋で勉強しました。お話したそうなお客様には話しかける。一方、そっとしておいて欲しいお客様にしつこくしないように、最初の一声の反応や、お客様の様子で察するように心掛けています。お客様が自由に動いてらっしゃる時には、待ちを自然にして、変なプレッシャーを掛けたりしないようにも配慮します。とは言っても、トークの仕方とか、まだまだ勉強中です!自分が楽しそうに働いて、お客様にもそのペースに乗っていただいて、喜んで帰っていただけるようになりたいです。

―特に、女性のお客様に対するテンションが高いと専らの噂ですが?

え?誰がそんなことを?そりゃもう!小さなお子様から、国立マダムのご婦人まで、女性には特にテンション上がりっ放しです。でも、男性のお客様も大歓迎ですよ!

―礒辺さんの職歴を見ると、社員経験ゼロ。就職活動も相当苦戦されていたそうですが、働いている様子を見ると、そんな風には全然見えないですよね。この会社に入ってから変わったのでしょうか?

あんまり、変化とか意識してないです。僕、3つ4つ年上のお兄ちゃんが大好きなんですよ。ちょうどホールスタッフに、それくらいの兄ちゃんが多いので、休憩時間もすごく楽しいし、何かあっても相談できるし、周りのお陰で抵抗なく馴染めたんだと思います。

あとは、入社以来、背伸びしてきて、プレッシャーにも強くなってきたと思います。僕、ホントに包丁が苦手だったんですよ。学校で栄養士取ったのに、包丁が苦手で飲食業に行けなかったくらい。だから、ホントに自信もなかったけど、なんとか足引っ張らないようにやって来て、お客様の前で包丁使いながらお話もするようになって、それが自信にもつながってると思います。

―仕事で行き詰ったりしませんか?

毎日悩んでますよ。サラダバーに日々変化を与えることや、時には、予定していた野菜が入らなかったりもするので、そこをどうやって補うか?とか。不安だらけですが、常に自分へのテストだと思って、先が辛そうだなぁと思っても「まーやってみよっか!」って気持ちで臨んでます。

―入社して5ヶ月になりますが、この5ヶ月間の価値って、今までの何ヶ月分くらいですか?

もう比較にならないです。バイトの時とは、自分への負荷の掛かり方が全然違います。状況がどんどん変化して行くし、上司が追い付けないようなスゴイ人ばかり。だから4ヶ月・5ヶ月経っても、自分は足りないな、まだまだだなって、常に勉強姿勢でいられます。

―最後に、今後への意気込みをお願いします。

もっともっと賢くなりたいです!高橋さんや、平さんの頭の使い方…、いろんな角度からの視点や、先を読む力、それから、頭の中で物事を分解して組み立てる方法とか、もっともっと吸収して行きたいです。そりゃ、遊びたいなとか、休みたいな、とか思う時もあるけど、この会社に入れて運が良かったと思ってるので、とにかく今は、目の前のことを必死でやります!

 ◆ ◆ ◆

サラダバーを盛り上げてきた礒辺の働きが評価され、社内での存在感も増している。商品仕入れや、什器購入等についても礒辺の意見が求められ、現場仕事と、事務所での会議に駆け回る日々だ。今後予定している、サラダバーを利用した新事業展開でも、礒辺が担う役割は大きい。

入社前は、バイト先で衝突すればすぐ仕事を辞めて、フリーターとニートを行ったり来たりしていたという礒辺だが、責任を持って社員として働き始め、表情まで精悍になりつつある…。と思いきや、先日、事務所で考え事をしていた礒辺は突然、高橋に背中をこづかれたそうだ。
「お前の頼りない背中を見ると殴りたくなる!」と、高橋から一言。
どうやら、まだまだ背中からは負け犬オーラが出ている模様。

ちなみに、礒辺にも接客の弱点はある。それは、「あまりに綺麗な女性」。柄にもなく礒辺がオドオドした接客をしていたら、それはお客様の美貌にビビッているということでご容赦いただきたい。

2007年9月5日現在
行き詰まり度:★☆☆☆☆ ※★が多いほど、脱落危険度高
調教師から一言:「磯辺のギラギラした目が何かしてくれそうな…そんな気がしています。」(平談)

(文責:広報課 但田)

20070905isobe.jpg
ディナータイム準備をする磯辺。忙しい時間帯でも常に楽しそうだ。

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 負け犬 最初に潰れるのは誰? Vol.4
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed

2007年7月16日

負け犬 最初に潰れるのは誰? Vol.3

Filed under: 負け犬レース — Maki Tajita @ 11:24 AM

≪負け犬ランキング2位、叱られ頻度は断トツ1位≫

【今回の注目出走犬】﨑 維史(テンネン)
【所属】総務経理部
【調教師】長縄修二森啓子

負け犬レース第2弾。今回は、負け犬ランキング第2位の﨑に注目したい。
﨑はインターネット応募第一号という理由で、書類だけで内定になったという逸話の持ち主。入社後は総務経理部に配属され、不慣れな事務仕事の日々を送っている。

ソフト・オン・デマンド時代から経理を担当していた森に加え、6月から新たに「うるさ型じじい」の長縄が入社し、ベテラン調教師2人に指導を受けている。更には、見かねた社長室長市川から雷が落ちることもあり、まさかの3調教師体制。さすが負け犬ランキング第2位に選ばれただけあって、毎日何度も叱られている。行き詰まり度は大丈夫か?本人に話を聞いてみよう。

◆本人インタビュー◆

―入社から4ヶ月弱になりますが、仕事には慣れました?どんなことを学びましたか?

全く、慣れてないです。学んだのは、何日頑張っても結果がダメなら全て無駄ってことです。学生時代は、ホテルマンにプール監視員、土方に100円均一店員、自転車屋と、バイトをたくさんやりましたが、どこでも「社員にしてあげる」って言われたんですよ。こんなに自分がなんにも出来ないとは思ってませんでした。

―そうなんですか。社員に誘われたのは、どんな点が評価されていたのでしょう?

まずは、体力があるので、肉体労働は全然疲れないんです。それから、とにかくお客様が好きです。どうやってお客様を喜ばせるかをずっと考えてました。

―そうすると、今の配属と得意分野が違うようですが、なんでまた総務経理部に?

最初は、経理が忙しそうだったので、使いっパシリでも何でも手伝えればと…。それに、自分には常識がないので、事務仕事やって常識を身に付けたいと思ったんです。昔から、机に座ってキチンとすることが出来なくて、物とかも、なんでも投げちゃうんですよ。その方が早いだろうと思って。

―そう言えばいつも書類とか投げて怒られてますね…。総務経理だし、社員もお客様と思えばいいのでは…?

いやー、なんかそう考えられないんですよね。

―はぁ…。毎日すごく怒られてますけど、なんででしょうね?

言われたことを出来ないんです。例えば、何かデータを使って表を作ってって言われれば、作ることはできる。でも、相手が求める内容になってないから怒られるんです。

―それは、作る前に、目的とか内容を確認してから作れば良いのでは…?

確認する前にやってみたいんです。言われたらとりあえず走り出して、失敗して怒られれば、ひとつ経験になるから。

―うーん…方向性も確かめずに走り出したら、何回失敗しても同じだと思うんですが…。方向確かめて走ったけど狙い通りに走れなかったっていう失敗の方が、役立つ経験になるのでは?

そう言われてみればそうですね。基本的に、すぐに走りたい性格で走っちゃうんですけど。

―はぁ…。で、怒られた分、成長しました?

無意味に時間使ってるなって、自覚しましたね。それで、時間配分を決めてやるようにって、長縄さんからも指導されているんですけど、でも、やったことないから予測できないことばっかりなので、無理なんです。

―えーと、予測できなくても、目安を決めて時間意識持つかどうかで、全然結果が違うと思うんですけど…。

確かに、そう言われてみればそうですね。明日からまた頑張ります。

―では、最後に、今後に向けた意気込みをお願いします。

利益出したいですね。どうやって利益出したらいいんだろうって、ずっと考えてるんです。

―え…?まずミス減らした方がいいのでは…?

ミスも減らしたいですけど…どうしていいかわかんないんですよね。
行き詰ってます。でも、やっぱ利益のこと考えちゃいますよ。
ミス1個しても、100個成功したら良いんじゃないかと思うんです。

 ◆ ◆ ◆

﨑は新卒採用だ。新卒には「3年辞めないで欲しい」と高橋は言う。社会人として最初に選んだ会社だから、国立ファームからスタートして人生が楽しいと言わせたい。1年や2年では見えないことがたくさんある。何も見えていないままで辞めてしまったら、その時間は無駄になってしまう。けれど、3年続ければ違うものが見えてきて、その時間が無駄ではなくなるから。

とは言っても、新卒だから無条件で3年居させてもらえるということではない。優先すべきは人情よりも義理だから。会社が継続するために、かけた人件費以上のリターンが見込めない人材であれば、いずれは去ることになってしまう。

天然素材の﨑は3年間生き残れるだろうか。とりあえず、目の前のミスを減らすことに集中した方がいいと思われる。

2007年7月16日現在 
行き詰まり度:★★★★☆ ※★が多いほど、脱落危険度高
調教師から一言:「なかなか磨きにくい素材ですが、ダイヤにすべく調教を続けます。」(長縄談)

☆堺・﨑と、連続して負け犬らしい出走犬に注目したため、この次は芽が出かけている負け犬を取り上げたい。体は小さいがフットワークは軽い。次回、サラダバーの人気者礒辺が登場する。

(文責:広報課 但田)

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 負け犬 最初に潰れるのは誰? Vol.3
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed

2007年6月22日

負け犬 最初に潰れるのは誰? Vol.2

Filed under: 負け犬レース — Maki Tajita @ 10:16 PM

≪負け犬ランキング1位、堺の脱落はいつだ!?≫

【今回の注目出走犬】アサヒオチコボレ
【所属】生産部
【調教師】勝俣良

始まったばかりの国立ファーム負け犬レース。最初に焦点を当てるのは脱落予想ダントツ1位の堺だ。

入社から1ヶ月ほども過ぎると暴走を始めた堺。会議の度に上司を罵倒し、興奮した声は事務所中に響き渡った。度を越した冗談の数々で同僚も怒らせ、見かねた社長室長市川から始末書提出を命じられると、自暴自棄になって更なる暴言を吐き、ついには退職届を提出する大騒動に。

誰もが堺のコースアウトを確信したが、土壇場で反省し、高橋に直接謝罪。“高橋預かり”という管理ポストに置かれ、再チャンスの機会を得た。

堺の個性、確かに面白い部分はあるのだが、いかんせんリスクが大き過ぎる。一般企業なら早々に縁を切りたい人材だ。しかし、高橋は堺を追放しなかった。
「少しぐらい頭のおかしい奴がいるくらいが、組織は面白いだろ。」
今のままの堺個人では、何も結果など出せないだろう。けれど組織では、異質なものがぶつかることから化学反応が生まれ、イノベーションにつながる可能性もある。

とはいえ、物には限度がある。そこで、高橋が堺に与えた条件は「もしも今度この会社の誰か一人でも、堺と一緒に働きたくないと意見表明したら、即時無条件で退職してもらう。」というもの。堺の退職届は、会社に預けられたままだ。

「お前みたいな奴は1年ぐらい、何にも考えないで体だけ動かしてろ!」
商品部で騒ぎを起こした堺を、高橋は生産部トロ箱チームに異動させた。指導に当たるのは、かつて日本実践学園で教鞭を取り、海千山千の若者を育て上げてきた名調教師勝俣。もちろん堺に、農業経験は一切無い。

1年後、堺は変われるのか?それ以前に、堺が1年耐えられるのか?当人の弁を聞いてみよう。

◆インタビュー◆

-生産部で頑張れそうですか?

超前向きな気持ちです。トロ箱は、絶対儲かる、面白いビジネスだと思ってます!

-今回の不祥事について、今はどのようにお考えですか?また、本件で、なぜか堺さんだけ280万だった年俸が40万下がり、名実共に240万組になりましたが、いかがお感じでしょうか?

今回のことは、全て私が悪うございました。もうしません。謝罪の気持ちを形に表し、頭も丸めました。

年俸ダウンはショックです。納得はしますけど。借金の支払が厳しくなりますので、食費を減らします。今100キロぐらいありますが、これから激ヤセするかもしれないので注目してください。

-退職にリーチがかかってます。クビにならない努力はしてますか?

思ったことを口に出さないようにしています。

-口に出さないってことは、腹の中では色々思ってるんですね?

それはノーコメントです。

-なんだか含みがあるようですけど…。では最後に、国立ファームでの生き残り&成り上がりへの意気込みをどうぞ!

生き残ることなんて当たり前です。必ず成り上がってみせます。負け犬レースでダントツ不人気No.1の人間が、一番出世したら面白いでしょ?私の中では、面白いか面白くないかということが最優先事項なので、みんなを楽しませるためにも、結果を出していきます。
まずは、トロ箱野菜の生産・販売で会社に利益をもたらして、高橋さんの扶養家族から抜け出します。あわよくば、トロ箱御殿を国立に建てます。ということで『プロジェクトX』で国立ファームの回になったら、主役は堺がもらいます!

 ◆ ◆ ◆

堺は1日の大半をビニールハウスで過ごし、暗くなってから事務所に姿を現す毎日だ。異動以来、特に騒動は起こしていない。100キロの体躯・坊主頭に加え、農作業で日増しに色が黒くなり、外見はますます恐ろしくなっているが、土に触れ、植物を育てて心穏やかになっているのかもしれない。

とはいえ、堺のパソコン画面には、国立ファーム10か条の7条目「弱者が正義を口にするな、強者になるまで心の奥底にしまっておけ。」の文字が大きく表示されている。相変わらず自分が正義だと思っているらしい。坊主頭も、反省というよりは単なる自己アピールのように映る。

本人はトロ箱相手に嬉々として働いているが、堺の本質は変わらない、というのが周囲の予想である。名調教師の下、暴れ犬がイノベーションを起こす、奇跡の逆転劇が見られる日は来るだろうか?

2007年6月18日現在
行き詰まり度:★★☆☆☆ ※★が多いほど、脱落危険度高
調教師から一言:「大丈夫ですよ。暴れ犬には慣れてますから。」

※問題児堺を引き取った、生産部の動きは「ものづくりブログ」で!
http://www.kf831.com/mono_blog/

(文責:広報課 但田)

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 負け犬 最初に潰れるのは誰? Vol.2
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed

2007年6月8日

負け犬 最初に潰れるのは誰? Vol.1

Filed under: 負け犬レース — Maki Tajita @ 5:52 PM

≪出走犬が出揃った!各犬一斉にゲートイン≫

国立ファームが現時点、他企業に負けないと断言できること。それは、負け犬の多さだ。実際「他の会社をことごとく落ちたのに、国立ファームに奇跡的に拾われた」と語る連中が後を絶たない。

しかし、国立ファームは営利目的の民間企業。負け犬救済というボランティアがしたいわけではない。負け犬を採用する理由は、自分のダメさ加減を自覚している人間は、目の前のことを素直に吸収し、ゼロからぐんぐん伸びて行く可能性を持っているから。
とは言っても、負け犬の全員が成長して大化け出来る筈もない。「お前らの半分は潰すからな」と、高橋は負け犬達に宣告する。

高橋の定義では、負け犬とは選択肢を持たない人間を指す。
国立ファームで活かせるスキルは持っていない。それでも農業改革に加わりたい。ならば、年俸240万円、残業も厭わず、職種も選べないのが、入社の条件。何も持たない負け犬達に出来ることは、自分の要求を通そうとする前に、まずは自分に出来る義務を果たすこと。

最初は与えられた仕事でしっかりと義務を果たす。そうやって会社に有益な結果を残して行けば、その次は仕事を選ぶ権利を得られる。こうして選択肢を得られた時、その人間は負け犬から卒業出来たと言える。

このコーナーでは、出走登録した負け犬たちの調教度合を継続的に追跡して行く。負け犬のまま脱落(=離職)するか、勝ち犬となってレースを卒業するかは本人次第。

尚、このレースでは、哀れにも脱落する際には、もれなく「負け犬の遠吠え権」が付与される。その時はたっぷりと、負け犬の遠吠えを聞かせて貰おうではないか。

どうにか今までの自分を変えて、農業改革を成し遂げたいと集った、崖っぷちの負け犬達。人生のターニングポイントを賭けて、本気のゲームが始まる。

出走犬紹介
(※負け犬ランキング順、つまり「負けそうな順」に並んでいます。)

【1】~脱落~(アサヒオチコボレ)1.1倍…既にデッドゾーン突入
【2】﨑 維史(テンネン)2.8倍…天然素材、調教成るか?
【3】谷口 祥吾(サキモノ)3.4倍…キャラ確立が生存の鍵
【4】高桑 和弘(パチンコ)6.8倍…30歳ニートの雪辱晴らすか?
【5】横田 修一(ドエム)8.7倍…ドMの妄想に溺れる
【6】柴海 祐也(トマトボーヤ)13.2倍…「粗利」をあられと読む若犬
【7】豊田 淳(ムック)17.4倍…お人好しでは終われない
【8】奥谷 祐基(ペキン)20.6倍…世間知らずか?デキる男か?
【9】~脱落~(ハコダテラブ)24.5倍…テスト次第で放免間近
【10】成田 優平(ナマイキ)33.7倍…プライドの高さで逃げ切りを図る
【11】山口 慎司(オマツリオトコ)40.1倍…デビュー前、特別参戦!

※入社前につき、メンバー紹介未掲載
【12】奥野 直樹(ゲボク)41.8倍…印象薄いが侮れない
【13】~脱落~(ナキッツラ)46.3倍…まずは勝負師の顔になれ
【14】~脱落~(ワカゾウ)52.1倍…水耕への愛で勝機を探る
【15】内田 秀典(オンナズキ)56.5倍…ナンパが疾走のエネルギー源
【16】~脱落~(スマイリー)67.8倍…常時スマイル、腹の内は?
【17】井坂 健太郎(ジブンダイスキ)85.1倍…生き残っても負け犬のまま
【18】礒辺 和明(チッチャイ)172倍…状態万全、勝ち犬へ独走

☆出走犬についての講評等、詳細データは特設ページをご覧ください!
「負け犬レース出走犬データ」
http://www.kf831.com/wordpress/?page_id=135

※名前の右側の数値は「負け犬オッズ」を示します。倍率が低い犬ほど、敗れ去る確率が高いと予想されています。負け犬ランキングは「負け犬オッズ」が低い順、つまり、負けそうな順に振ってあります。尚、「負け犬オッズ」は、社内批評家20人へのアンケートに基づいて作成しました。

※出走犬名をクリックすると、該当出走犬のメンバー紹介ページが開きます。

(文責:広報課 但田)

Share on Facebook
このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 負け犬 最初に潰れるのは誰? Vol.1
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Bookmark this on Livedoor Clip
Share on FriendFeed

HTML convert time: 0.353 sec. Powered by WordPress ME